修士論文の提出まであとちょうど一ヶ月、というところで全体のドラフトが書きあがりました!
これからまだ修正は必要ですが、とりあえず一区切りついたので、久しぶりに大学院の研究とは直接関係のないことをブログに書こうと思います^^♪
よく、「英語圏に一年もいれば、英語がペラペラになる・・・?」というイメージを持っている人も少なくないかもしれませんが、わたし個人的には「一年住んでいるというだけで英語が話せるようになるわけではない」と思います(ペラペラになった人に会ったことない!笑)。
1年間の留学で見つけた英会話のコツ
でも、一年間イギリスの大学院で勉強してみて(語学力の面で)良い変化もありました。たとえばわたしの場合、
・ニュースや英会話を聞き取るのに苦労しなくなった
(でも、ヨークシャーアクセントはいまだに難しいです!)
・話すスピードが上がった
(イギリスに来る前は、「ちゃんと話せているけどゆっくりだね」と言われることも)
・ちょっとした時の「つなぎ」の一言が自然に出るようになった
(前は、”OK!”だけで済ませてしまっていたように思います)
など。特に3つ目は、昨年10月に始めたカフェでのアルバイトのおかげで上達したな、と思いますし、こういうスキルは(英語に限らず)コミュニケーションを円滑にするうえですごく大事だなと感じています。
というわけで、今日は「これがパッと言えるだけで英語らしさが増す&相手に好印象を与える一言」について書いてみたいと思います~!
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“Thank you”の前に一言
バイトでは、レジに立っていることが多いのですが、おつりや商品を渡すときにダントツでお客さんから言われるのは、
Lovely!/Brilliant!/Fantastic!
です。どれも、「素敵!」という感じの意味ですが、それほど素敵ではない場面でも連発。(笑)
あとは、Perfect!(パーフェクト!)もちょっとした言葉で言われますし、わたし自身も金額ぴったりに小銭を渡されたときなどに言ったりします。
そして、Cheers!も便利な言葉。「乾杯!」という意味だと覚えている人も多いと思いますが(わたしもイギリスに来るまではそうでした)、こちらではThank youの代わり(もしくはセット)で良く使います。
“I’m sorry”に対して返す一言
店員側がレジでお客さんを待たせてしまったとき、もしくはお客さん側が、細かいお金がないとき、注文するメニューを決めるのに時間がかかってしまうとき・・・など、お互いに「ごめんなさいね!」と言う場面は結構多いもの。
そんなときにさらっと言いたいのが、
No problem!(問題ないよ!)やNo worries!(心配ないよ!)
などの一言。ちなみに、Thank you!と言われたときにもこう返すことが多いです。
(むしろ、You are welcome!というのを実はあまり聞かない気がします)
もしくは、
That’s fine.やThat’s alright.も「大丈夫だよ~」という感じで使われます。
相手が何かに手間取ってしまっているときには、Take your time!(ゆっくりでいいよ)の一言など。
(Don’t worry, take your time!などセットで使うのもいいと思います♪)
どれも、ただ”It’s OK.”と返すよりも、言われた側が安心する一言かなと思います^^
(ちなみに”OK”は日本語だと「オッケー!」という明るいノリで使われますが、英語だと「まぁ悪くないかな」ぐらいの意味に取られてしまうこともあります)
会話を始めるときの一言
ばったり道で友人に出会ったり、カフェに来たお客さんに声を掛けたり(逆に掛けられたり)するとき、もちろん”Hi!”とは言うのですが、それにプラスして一言添えることが多いです。
How are you?(元気?)と同じぐらい良く聞くのが(You’re) All right?という挨拶。
わたしがバイトを始めたての頃、マネージャーにこう聞かれるたびに(あれ、なんかわたし心配されてる・・・?)と思っていたのですが、「大丈夫?」と心配しているよりも「調子はどう?」ぐらいのニュアンスで使われているということがわかりました。
なので、こう聞かれたら“Yes, all right, thanks! And you?”などと返せばだいじょうぶです^^
週明けだと、常連のお客さんなどにHow was you weekend?(週末はどうだった?)と聞く(聞かれる)ことも。
あとは、イギリスの天気は変わりやすいので、It’s muggy today, isn’t it?(今日はむしむしするね)などと天気の話題を最初に出すことも多いです!
お客さんの持ち物をI like your shirt! It’s very beautiful.(あなたのシャツ、好き!とても綺麗ね)などと褒めることも。日本だとこういう会話を見知らぬ人と交わすことはあまりないですが、こちらでは良くあります。
わたしは大学のキャンパス内にあるカフェでバイトをしているので、お客さんの大半は同じ大学の学生。疲れた顔でコーヒーを買いに来る人も多いので(特に試験期間)、How’s your study going?(勉強の調子はどう?)とこちらから聞いたり、Good luck with your exams!”(試験がんばってね!)と声を掛けることも多いです^^(わたしも学生だということを相手も知っていれば、Thanks, you too!(ありがとう、あなたもね!)と言ってくれます)
別れ際の一言
お会計を済ませたお客さんにはもちろん”Thank you!”と言うのですが、それにプラスして、
See you later!(またね!)と言う(言われる)ことが多いです。”later”って付いているし、あとでまた会う約束をしている人にしか使わないのかな?と思っていたのですが、街のスーパーとかでも普通に言われます。
(そういえば、”Good bye!”ってほとんど聞いたことないなぁ)
あとは、Have a nice/lovely day!(良い一日を!)は良く使います。時間帯によっては、Have a lovely evening!(良い夕方を!)、週の終わりだとHave a lovely weekend!(良い週末を!)など。
でも、その表現は「アメリカ人っぽい」と言うイギリス人の友だちもいました。人によるかな?
ちなみに返す時はYou too!(あなたもね!)と一言添えて。わたしは最初のころ、Thank you!しか言えなかったので、自然と出るようになるまで意識して使うようにしていました。
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「+α」で丁寧さが増す一言
人によって使う表現は違うので、「あ、この人の言葉遣いは丁寧だな」と思う同僚やお客さんの会話は、注意深く聞いてマネするようにしていました!
たとえば、レジで「いらっしゃいませ」とお客さんに挨拶するとき。
Hi ya!⇒Hi, how can I help you today?
並んでいるお客さんに「次の人、どうぞ!」と言うとき。
Next, please!⇒Who’s next, please!
「ほかにご注文は?」と聞くとき。
Anything else?⇒Is that everything for you?
「袋は要りますか?」と聞くとき。
Do you need a bag?⇒Would you like a bag?
(返事は、Yes/NoだけでなくYes, please.やNo, thank you.と言う方が丁寧。特に日本人や中国人のお客さんは”Thank you”や”Please”を付けない人が多く、アメリカ人の同僚が「失礼!」と怒っていたので(笑)細かいことだけど受け取り手の印象が変わるんだな、気をつけようと思いました!)
人に「~してもらえますか?」と頼むとき。
Can you…?⇒Would you…please?
そういえば、マネージャーや同僚から仕事を頼まれるときに、
Would you…for me?(わたしのために~してくれる?)
とという表現や、
Are you happy to…?(「~するのうれしい?」)
Do you want to…?(「~したい?」)
などの、直訳するとちょっと不思議?な言い方をされることもあります。
(要するに「~してもらえる?」という意味らしい。遠回しだな~!笑)
あとは、表現というよりも単語の話ですが、はじめて
Where is a lavatory?(’lavatory’はどこですか?)
とお客さんから聞かれたときは「???」と困ってしまいました。
“lavatory”は、「トイレ」を丁寧に言いたい時の言葉です。日本語で言うと、「お手洗い」。
(最初は勝手に脳内変換して、「研究所」(laboratory)の場所を聞かれたかと思った)
あとは、会話だと“loo”という単語を使うことも。これは、イギリスならではなのかしら?
「とっさの一言」は慣れが肝心!
いかがでしたか?^^
最初に書いたように、ただ1年間海外で暮らしていた、というだけで英語がペラペラになるわけではありません(個人的印象)。
でも、こういうスモールトークとか、つなぎの言葉を使えるようになるだけで、「英語らしさ」「ナチュラルさ」はぐんと上がりますし、相手に好印象を与えられると思います。
ここで紹介した表現は、どれも使われている単語は基本的なレベルのものばかりですし、「そんなの知ってるよ~」と思うかもしれません。
ただ、わたし自身もそうでしたが、頭ではわかっていても「とっさの一言」が英語で言えない人って結構いるんです!そんなつもりはないのに失礼に聞こえてしまったり、怒っているのかな?と思われてしまったりするともったいない(カフェで接客をしていると、「一言”please”って付けるだけで印象は変わるのに!」とお客さんに対して残念に感じることも・・・)。
いつも気が付けば「イエス!」「グッド!」「オッケー!」といった返事ばかりしてしまうな~という人がいれば(←1年前のわたし!)、ぜひ参考にしてみてくださいね^^♪ 口に出す回数が多ければ多いほど、早く自分のものにできるはずです!
そうそう、言葉だけでなく、笑顔も大切ですよね。わたしは接客中の愛想の良さなら誰にも負けない自信があるので(笑)、“I like your smile!”(あなたの笑顔、好きよ!)と声を掛けてくれるお客さんも結構いるんですよ♥
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