sunflower

28歳、はじめての転職活動で気付かされた3つの大切なこと

 
新卒で入社した赤十字を退職したあと、26歳で渡英し、大学院へ。
帰国後は対話や場づくりを支援するソーシャルベンチャーに参画しましたが、
今月から“家族を幸せにする”サービスを作るITベンチャーに転職します!
(正式な入社は来週です)
 
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[Photo via Etsy.com]

 
6月末まで在籍していた会社は、たまたまご縁あって即入社、という形だったので、
今回のように“きちんと手順を踏んだ”転職活動はこれが初めてでした。
 
持ち前のネガティブさを発揮して(笑)葛藤した1ヶ月でしたが、
今の自分にとってベストだと思える選択をすることができたと思っています。
(友人たちには「ITベンチャー?!」と驚かれそうだけど)
 
なぜ転職しようと思ったか?はいろいろあるので割愛しますが、
この転職活動を通して気付かされたことは多く、今後の人生にも活かしたいので、
入社前の束の間の休暇期間にあらためて整理してみました。
 

「できないこと」よりも自分の強みをちゃんと認める


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[Photo via tumblr.com]

 
「自分の強みを活かして転職活動する」なんて、当たり前と言えば当たり前なのですが・・・、
わたしには最初、なかなかその考えを持つことができませんでした。
 
わたしはたぶん、子どもの頃から「平和で恵まれた環境で育ったこと」による罪悪感と、「恵まれている分、そうでない環境に置かれている人のためになることをしなければ」という責任感、「それにも関わらず、自分は凡人だ」という焦燥感(そのくせ「世間知らずのお嬢さんと言われたくない」というちっぽけなプライド)を持っていて、
 
どんなにたくさん勉強しても、
どんなにいろんな経験を積んでも、
どんなに新しいスキルを身に付けても、
「こんなの大したことない、上には上がいるんだから、もっともっと・・・」
と、自分に足りないものにばかり目を向けがち。
 
すでに持っているもので勝負するのは、ズルしている・怠けていることのように感じてしまっていたので、
「わたしは営業職の経験がないから、20代のうちに挑戦した方がいいんじゃないか・・・」
と「自分にないアイテムをもっと集めないと」という強迫観念に捉われていた時期もありました。
(営業職に転向する明確な理由と適性があれば良いと思うのですが^^;)
 
でも、中途の転職活動は、新卒の就職活動とは違い、ポテンシャルよりもスキルで勝負するもの。
「実央さんは自分で思っているよりもできる人です。自信持って!」と励ましてくれたヘッドハンターのTさんのおかげで、「今まで培ってきた経験とスキルを最大限に活かす」という考えに転向することができました。
 

苦労や挫折からではなく、愛や喜びから人生を学べる


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[Photo via kriscarr.com]

 
これは、ヒーラーである友人のAがわたしに言ってくれたことなのですが。
(いつも彼女のマッサージサロンで癒してもらっています。感謝!)
 
わたしは「もっと自分は苦労しないと成長できないんじゃないか」という潜在意識が強いようで、
 
自分があまりツライと感じていない=あまり頑張っていない証拠
という思い込みがありました。
 
イギリスへ大学院留学したときも、思ったよりもすんなり行っている状況に対して、「もっと自分を追い込まないといけないんじゃないか」「もっと苦労する環境に身を置かないといけないんじゃないか」と焦ってしまったことがありました。
 
本当は、それまで自分が得てきた経験やスキルが活かされているからこそ・適性にフィットしているからこその成功で、むしろ感謝するべき状況なのかもしれないのに・・・!
 
わたしの中で、「苦労や挫折」が「学びや成長」とセットになってしまっていて、仕事で強いストレスを感じていたときも「今は修行の時だ、逃げたら成長できない・・・」と自分の正直な気持ちにフタをしていました。
もちろん、人生には頑張り時というものがあるとは思いますが、わたしは苦労しなくてもいい場面でもムダに苦労を引き寄せていたなぁと今は思います。
 
先日受けたポジティブ心理学の講座でも学びましたが、これからは、愛や喜びなどポジティブな感情の優先順位を高めていきたいなぁ。
 

健康で幸せに働くことと、チャレンジすることは両立できる


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[Photo via instagram.com]

 
「わたしは恵まれた環境で育ってしまった分、苦労を知るべき」
 
「今あるものよりも、自分にないものに目を向けないと」
 
「苦労や挫折がないと、人生を学べないし成長もできない」
 
といった固定観念に加えて、
 
「チャレンジングな仕事をしたいと思うなら、健康や幸せが損なわれても仕方ない」
という気持ちもかなりありました。たとえば、ベンチャーは労働環境が過酷で当然、みたいな。
(2年前にこんな記事を書いたにも関わらず・・・)
 
「『ワークライフバランスが大事!』と主張する人の半分ぐらいは、『もっとラクして給料がほしい』って思っているんじゃないか?」
なんてひねくれた気持ちもあったりしたので・・・(笑)。
 
でも、わたしが転職を決めた会社は、
「社員のみんなが、ご機嫌に活き活きと、人生を楽しむ」
という方針を、堂々と公言していて、なおかつ業績もきちんと上がっていて。
「ご機嫌に働く」と言うとゆるふわなイメージがあったけれど、ストイックに成果主義なんだなと。
 
「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる」という社会的意義も、
「社員一人ひとりが、何を大切に生きたいか」という個人の価値観も大切にしている。
そんな社風に惹かれて、入社を決めました。
ここなら、健康で幸せに働くことと、チャレンジすることを両立できると直感的に感じたのです。
 
ほかにも「ここで働きたい」と思った理由(シティズンシップ教育を研究して、なぜ「家族」にたどり着いたか?など)はありますが、それはまたの機会に。
 
* * *
 
そんなわけで、
 
● 「できないこと」よりも自分の強みをちゃんと認める
● 苦労や挫折からではなく、愛や喜びから人生を学べる
● 健康で幸せに働くことと、チャレンジすることは両立できる
 
ということに(やっと)気付けた、というか信じてみようと思えた、そんな転職活動でした。
来週から心機一転、がんばります♪
 
sunflower

[Photo via flickr.com]