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NGO•NPO/ボランティアだけが「社会貢献」ではない

【社会に貢献することと、企業で働くことは別物なのか】というHuffington Postの記事(こちら)を読んで、今のわたしにとっての『社会貢献』とは何か?を書いてみました。
 
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わたしはこれまで、国際NGO、赤十字、国連で少しずつ経験を積ませてもらい、エシカル・ソーシャルと呼ばれる分野での個人活動も多いことから、「自分も非営利組織で、社会貢献できる仕事がしたいんです」という学生さんから相談を受けることが多くあります。
 
でも、そういう『いかにも』な場所(いわゆるボランティアとか国際協力)でしか『社会貢献』できないとは、全く思いません。たまたま、わたしの興味・関心に合っていて、巡り合わせがあったというだけなので…。
 
この世の中、役割分担がないと成り立たないので、それぞれの得意分野で価値を生み出せているのなら、非営利組織↔︎企業の違いや規模の大小に限らず、『社会に貢献している』ことになるのではないでしょうか。
 
たとえばわたしの父は、ブライダルの会社で新郎新婦の幸せを支えているし、
 
母は、勤め先の歯科医院で幅広い年齢層の患者さんたちに慕われているし、
 
美容師として働く妹は、ヘアメイクの魔法でたくさんの女性を笑顔にしています。
 
ただ、どうしても“NPO的な”場所で貢献したいという想いがあるのであれば、わたしが推進している「パラレルキャリア」の形で、本業と並行して走らせることもできると思います。
 
【参考】パラレルキャリア・ラボ Facebookページ
 
「どういう立場から、どんな課題を解決して、誰を幸せにしたいのか?」
 
就職活動をしていた大学生のときからこの自問自答を繰り返していて、その答えは少しずつ変化してきています。
 
それこそ高校生の時は『世界中を飛び回って、国際的に貢献できるような仕事がしたい』という大きなことを本気で考えていましたが、
 
今いちばん大切にしたいのは、自分自身と身近な人(家族、恋人、友人)を笑顔にすることです。
 
そのうえで、少しでも社会に価値を残せるような人間でありたいというのが、現在の気持ち。
 
自分にとっての優先順位や、社会との関わり方は変化してゆくものなので、『社会貢献』の在り方も変わって当然だと思うのです。
 
それぞれが、自己犠牲ではなく(これ大事)、自分も幸せだと思える範囲で、得意なスキルを生かしあいながら社会を創っていけたらー

 
そういう環境づくりに、傍観者ではなくプレイヤーとして関わり続けていくことが、わたしにとっての『社会貢献』なのかな、と考えています。