├骨髄移植ドナー体験記

父親と一緒に、骨髄移植の最終同意面談へ

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今日、父とともに骨髄移植手術の最終同意面談に行ってきました。
骨髄バンクへの登録から約2年たった今年の9月、患者さんとHLA型(白血球の型)が合致したという通知を受け、
その後の検査・選定の結果わたしが最終的にドナー(骨髄提供者)として選ばれたためです。
 
「無理強いはしませんのでじっくり考えてくださいね」とコーディネーターのNさん。
「フェアな判断をしていただくために、手術のリスクなど厳しい部分についてもお伝えします」と医師のY先生。
そして、「同意が自発的意思によるものであることを確認するために同席させていただきます」と弁護士のI先生。
 
父もやや緊張する中、2時間に及ぶ丁寧な説明や質問を受け、最終的に二人で同意書にサイン。
これで、相手の患者さんの容態やご都合が変わらなければ、予定通り3月に手術を受けることが決まりました!
 
どんな手術も「100%安全」ということはないと、もちろんわたしも理解しています。
また、たとえ移植手術が成功しても、患者さんの病気(白血病などの血液難病)が完治するとは限らないということも。。
 
それでも、わたしの健康な造血幹細胞をおすそわけすることで患者さんが助かる可能性が上がるのであれば、ぜひ協力したいと決断しました。
わたし自身や周りの大切な人たちがいつか骨髄移植によって命を救われるかもしれない。だとしたら、お互いさまかな?!
 
「骨髄移植」のことを良く知らない人もたくさんいると思います。わたしも、当事者になるまではそんなに詳しくありませんでした。
でも、自分の経験をシェアしていくことで、骨髄バンクに登録してくれる方が増えるといいな、と思っています!
 
▼骨髄バンク | ドナー登録をお考えの方へ
http://www.jmdp.or.jp/reg/

3ヶ月後に、骨髄移植手術を受けることになりました

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「齋藤さん!選ばれました!どうぞよろしくお願いします!」
 
骨髄バンクに登録してから2年。今年の9月に「患者さんとあなたのHLA型(白血球の型)が一致しました」という通知をいただき、【ドナー候補者】になりました。
その後、ドキドキしながら受けた確認検査にも無事通り…
 
先週末、わたしのお世話をしてくれているコーディネーターさんから冒頭の電話があり、最終的にドナー(骨髄提供者)として選ばれたことを知らされたのでした。
 
患者さんの移植希望時期は、来年の3月中旬〜下旬。ドナーであるわたしも、3泊4日の入院をすることになります。
 
全身麻酔をかけての移植手術ということもあり、来月は家族・弁護士の同席のもと、お医者さんとの最終意思確認面談を受けることになっています。
幸い、わたしの親は反対していないので、患者さんの容態が変わらなければ予定通り手術を受ける運び。
 
赤十字職員として働き始めた1年目、「健康な自分が、白血病などの患者さんの役に立てれば」と思い登録した骨髄バンク。
ドナーとして選ばれた今、もちろん嬉しい気持ちでいっぱいですが、それ以上に「手術までに自分が体調を崩してしまわないよう気を引き締めないと…!」という責任感で緊張しています(>_<)   骨髄バンクは、18歳から登録できます☆登録に必要な採血は、たったの2mlだけ。ひとりでも多くの患者さんの命が救われるように、ぜひ登録を検討してみてくださいね(*^^*)   ▼骨髄バンク | ドナー登録をお考えの方へ http://www.jmdp.or.jp/reg/

骨髄移植のドナー候補に選ばれました

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「貴方様と骨髄バンクの登録患者さんのHLA型(白血球の型)が一致し、ドナー候補者のおひとりに選ばれました」
 
昨夜、帰宅したら届いていた、骨髄移植推進財団からの封筒。ついに来たか…と、胸がドキン。
今後いろいろな検査が必要なので、まだ骨髄提供ができるかはわかりませんが、
「型が一致した!」と喜んでいる患者さんがどこかにいらっしゃるんだなと思うと、希望と責任の両方を感じます(>_<)   ▼ちなみに、ドナー登録は赤十字の献血ルーム等で受付けていますので、ぜひ。 http://www.jmdp.or.jp/reg/