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大学受験を控えた母校の高校3年生へのメッセージ

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先日、母校で高校3年生の生徒さんたちに、大学受験や進路についてお話させていただく機会がありました。
 
一応、“受験生激励会”ということになっていましたが、すでに社会に出ている身として、わたしが伝えたかったのは、
 
『受験勉強がんばれ!』
ということよりも、
 
『これだ!って決めたら一生懸命やるしかないけど、それでも途中で迷うことはあるし、最初の入り口が“何か違うな”と思ったら、途中で出て、もう一度別の入り口を探せばいいよ』
ということでした。
 
模試の判定に落ち込んだりしながら受験勉強に励んでいるデリケートな高校生が相手だったので、「まぁ適当にやりなよ」という意味に誤解されたら…という不安はあったけれど、それでも伝えたかった。
 
『大学受験で人生すべてが決まるわけじゃない。志を持って進んでいれば、新しい道が拓けていくよ』って。
 
職業柄、わたしの所には
・人の役に立つ仕事がしたい
・国際貢献がしたい
という学生さんが多く来てくれたのですが、終わったあと、
 
『学部を早く決めなくちゃ、でも失敗したらどうしよう、と悩んでばかりだったけど、いざとなったらやり直せるから大丈夫、という言葉に勇気づけられました』
 
というメールを何人かの子がくれて、少しホッとしました。
(しかもみんな長文で、一生懸命想いを伝えてくれたのがうれしかった!)
 
もちろん、初志貫徹も素晴らしいとは思うけれど、わたし自身はここまで紆余曲折あったので、「正解を選ぶこと」よりも「選んだ道を正解にしていくこと」を大切にしたいと思っています。
 
自分なりに頑張ったつもりでも、振り出しに戻っちゃったりして、『こんなはずじゃなかったのに』とか『あの時ああしておけばよかった』と後悔したくなることもたくさんある!!
 
でもそこで腐らずに、新たな道を探して歩いていけば、『今までやってきたことには全部意味があったんだな』って思える瞬間が来たりする。
 
そうだそうだ。
わたしもこの子たちみたいにいろんな想いを抱えて大学に行ったんだ。
18歳なりに頑張ったあの頃があるから、25歳のわたしがいるんだな。
だから、今のわたしも、自分と真摯に向き合わなくちゃ。
そう思えた貴重な機会でした。
 
お声掛けくださった先生方、目をキラキラさせて話を聞いてくれた後輩のみなさん、ありがとうございました!