27歳。枝を広げるよりも、根を深く伸ばす一年に。

 
今年も無事に、誕生日を迎えることができ、27歳になりました!いつも応援してくれる家族、恋人、そして友人の皆さん、ありがとうございます。ヨークで、いつもと特に変わらない一日を過ごしています。
 

☆ビックリするほど髪が伸びました。帰国したら、美容師である妹に切ってもらうのが楽しみ!
 
毎年、誕生日になった途端にFacebookの自分のウォールにたくさんのメッセージが投稿され、本当に嬉しくありがたく思っていたのですが・・・今年は、自分以外の人は投稿できない設定にそっと変えてしまいました。
 
というのも、昨年あまりに多くの書き込みをいただいたため、わたしが読み切れないまま埋もれてしまった(お返事のコメントを書き損ねていることにあとで気付いた)ものもあり、申し訳なく思ったのと、
 
Facebookの機能で「今日はこの人の誕生日です」とお知らせ通知が来て、反射的に「おめでとう!」の一言を書き込むのって、うまく言えないけど、なんか違う気がするなぁとわたしが感じているから、というのが理由です(^_^;)あ、それがおかしいという言いたいのではなくて、あくまでも個人的な違和感です、あしからず。。
 
なので、ウォールに書き込みができなくても、わざわざ個人的なメッセージを送ってくださる方々がいるなら、それに対して丁寧にお返事がしたいと今年は思ったわけです。それでもなお、たくさんお祝いの言葉をいただいて・・・公開投稿ではなく個別メッセージであるぶん、プライベートな思い出話や、詳細な近況報告をしてくださる方が多く、今の自分にはこういう形のコミュニケーションが合っているな、なんて思った誕生日でした。
 
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正直なところ、「27歳」という年齢にはあまり特別な感情を抱いておらず・・・(25歳を過ぎてから、年齢に対する感覚があまり変わっていないような気がします。毎年「アラサーだね!」とか言われるけど、だからどうっていうわけでもない。笑)
 
でも、最近、自分の価値観が少しずつ揺らいで、再構築されつつあることは感じています。仕事を辞めたから、とか大学院留学したから、という理由で「ドラマティックに自分が変わる」ような衝動的なことではなく、
 
これまで自分のありたい姿とか、立ち位置とか、周りとの関係性など、ここ1~2年でゆーっくりと大きな流れが変わってきているような気が何となくしているのです。わたしにしては珍しく、感覚的な話になってしまうのですが。
 
そんな中で、自分はどんな風に行動していきたいのかな、ということを言葉にして再確認してみようと思い、一応誕生日という節目を迎えたので、ここに綴ることにしました。
 
■他人目線ではなく、もっと自分本位に。
・社会的評価や目に見えるわかりやすい結果を追い求めることから一旦離れる。「自分のために」やりたいと思うことに挑戦し、地道に実績を積み重ねる。
 
■万人ウケよりも心地良い関係を。
・みんなに好かれることよりも、自分が心地良くいられる範囲で、一対一の人間関係を大切にする。そして、変わらずに愛してくれている人たちへの感謝の気持ちを言葉で伝える。
 
■勇気が必要な、ワクワクする方へ。
・迷ったら、楽な道よりも勇気のいる方を選び、周りの期待よりも自分の直感、ワクワクする気持ちを優先する。でも「あれもこれも」と欲張らず、心身の健康を第一優先に。
 
■「広く浅く」よりも「狭く深く」。
・中途半端な専門家気取りのアウトプットはしない。たとえ狭くても、自分が本当に興味のあることを深く学び、本当に伝えたい人に向けてシェアすることに注力する。
 
■その時の自分だからできること。
・「いま、ここ」だからできる選択・行動を意識する。それと同時に、その少し先にある未来もイメージしておく。
 
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昨年の7月にイギリスに来てから、半年。
わかりやすい苦労や挫折は、実は経験していません。思ったよりも「こなせてしまっている」というのが正直なところです。
だからこそ、逆に焦りもあります。もっと自分に負荷をかけるべきなんじゃないか、とか・・・
何よりもツライのは、「この人、すごい!わたしも負けていられない」と思わせられるような、自分を引っ張り上げてくれるような人が周りにいないことです。これまで常に、コンプレックスとか憧れを原動力に突っ走ってきたわたしにとって、これはなかなか戸惑う環境だったりします。
 
と同時に、
「周りと比較することで自分の立っている場所を評価する」
というやり方から、
「自分自身の軌跡と理想を信じて、地道に積み上げていく」
ということに注力すべき転換期なのだろうともぼんやり思っています。
 
ここ2~3年は、働きながら自分のプロジェクトを立ち上げたり、毎月のようにイベントを主催したり、メディアにも露出したり、どんな仕事の依頼も片っ端から引き受けることで「とにかく自分の実績を増やす」ことに躍起になっていました。
 
そのおかげで出会えた人、学んだことは数えきれないぐらいあるので、全く後悔はしていないし、それが必要な時期だったのだと自分でも思います。でも、欲張りすぎて地に足がついていなかった部分もあったかも。今年は、また1から地道に積み上げていきたいな。
 
「何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ
やがて大きな花が咲く」
 
(マラソンの高橋尚子選手の座右の銘だそうです)
 
これからの一年、9月まではイギリスで勉学に励むわけですが、「外へ外へ」と枝を広げるよりも、「下へ下へと」根を伸ばしていきます。28歳になる時には、小さくてもいいから何か花が咲いているといいな。ブログでの発信も気ままに続けていきますので、お付き合いいただけたらうれしいです!今年もどうぞよろしくお願い致します。