girl_hat

「人の真似」から生まれる「自分らしさ」

girl_hat
 
わたしは10代の頃、『前例があればうまくやれるけど、新しく何かを生み出せない自分』がイヤでした。
でも、最近になって、『人の真似ができる』というのは自分の特技で、それが結果的に自分のカラーになっているのかな、と思えるようになりました。
 
◎英語を、(完璧じゃないのに)英語らしく話せるのは、これまでに出会ったネイティブスピーカーの人たちの、“いかにも”な感じのイントネーションや自然な相づちを、真似してきたから。
 
◎大勢の前でのプレゼンも、あまり緊張せず自然にできるようになったのは、自分が聞いてみて上手だなと感じたスピーカーの手振りや話し方、間の取り方を観察してきたから。
 
◎表情が豊かだね、と良くほめられるのは、感情表現が素直でかわいいな、と思った人の笑い方や、リアクションをこっそり盗んできたから。
 
最初は誰かの真似に過ぎなくても、『この人のこういう所が素敵だな』と思ったポイントを無数に組み合わせていけば、自分だけのオリジナルな魅力が生まれてくるのかもしれません♡
 
———-
 
ということをFacebookに投稿したら、
「~道で言う“守破離”に近いかも。」と、剣道を続けている友人が教えてくれました。
 
さっそく「守破離」をWikipediaで見てみると、こう書いてありました。
 
『まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。
その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」
最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
 
———-
 
なるほど、たしかにこの考え方に近いかもしれません。
最初から「自分だけにしかできないこと」を探しても、なかなか見つからなくて焦るけれど、
「こんな風になりたい!」と思う人の真似から入ることで、徐々に「自分らしさ」が見つかるのかもしれません。