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泣き虫なわたしを、ジャッキーがパブで元気づけてくれた話。

前回の記事を読んだ友人たちから、Facebookでたくさん共感&励ましのコメントをもらいました、ありがとうございます!泣き虫ですが、頑張ります!(涙)
 
さて、そこで登場したCELTスタッフのジャッキーがディナーに誘ってくれたので(!)、お言葉に甘えてご一緒させてもらいました。そして、ジャッキーの旦那さま・クリスにご馳走になりました(ちゃっかり)。
 
↓ジャッキーのオフィスから、Heslington Villegeへ向かう途中。キャンパスの中に、こんな場所があったなんて!広すぎて、まだ全貌を知れていません。ここの池には、ブラックスワンがいるんです!ジャッキーは、冬になると時々エサをやりに来るそうです。
 
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(昨日までとは打って変わってどんよりした空・・・)
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そして向かったのは、THE DERAMORE ARMSというブリティッシュパブ。先にクリスが待っていました!
「先週、CELTのチューター(講師)全員で仕事終わりにここで飲んだのよ」とジャッキー。地元では有名なパブだそう。
そういえばわたし、イギリスに来てからお酒飲んでなかったな~。
 
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メニューからどれを選ぼうか散々迷った挙句、イギリスでは初めてのパブだったので定番のフィッシュ&チップスを注文。
出てきてビックリ!魚が大きい!!
 
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これにレモンを絞って、タルタルソースにつけていただきました。意外と?おいしかったです♪(ジャッキー曰く、海沿いの地域の方が更においしいらしい)。
でも、魚だけでなくチップス(フライドポテト)もたっぷりだったので、食べきれないぐらいでした。。
 
さて、今回ジャッキーがディナーに誘ってくれた理由のひとつは、わたしが「英語でコミュニケーションを取る機会を増やしたい」と話したこと。わたしの家族、日本での生活、仕事、過去の海外経験などなど、一つひとつ質問を投げかけてくれ、説明がまどろっこしくなりそうな時には、会話の途中で「つまり、こういうことよね」とまとめてくれたり。この辺りは、さすがCELT(英語指導センター)のスタッフだなぁと思いました。逆に、曖昧な表現を使うと「それはどういう意味で?」とすかさず聞いてくるのでw、気は抜けないのですが。クリスもちょこちょこ助け舟を出してくれて本当に優しい・・・。
 
イギリスに来る前は赤十字で働いていたと話したところ、「うちのスタッフでイギリス赤十字社のボランティアをしている人がいるから、彼女が休暇から戻ってきたらチャリティショップに連れて行ってもらうといいよ」と。やったー!
 
また、ジャッキー自身のこともいろいろ話してくれました。彼女もわたしと同じ「留学生」としてフランスの大学で学んだ経験があるのだそう。
 
「キャンパスで飛び交う会話はフランス語、図書館にあるどの本を開いてもフランス語。伝えたいことは相手に伝わらないし、誤解なんてしょっちゅう。最初はすごく苦労したから、昨日のあなたの状況はとても良く理解できるのよ」
 
「でも必死で食らいついて、全てのクラスでトップの成績を取ったの。やるしかない状況に追い込まれれば人間やれるものだ」と。
 
しかもジャッキー、英文学と美術史のダブルメジャー(同時に二つの異なる専攻で学位を取得すること)だったらしい!大変だっただろうな・・・。今のわたしとは比べものにならない。うわー。
 
そして話題は、わたしが受けているPre-sessional(アカデミック英語)コースのことに。
一応、“Higher Level”であるはずなのですが、クラスの中でのスキルの差が大きいのです。中国人学生の子たち(12人中10人という割合。残りの2人は、トルコ出身の女の子とわたし)がチューターから出された指示を理解できず、そのフォローに時間を取られて最後までディスカッションできないことも・・・。果たして、8週間も早く渡英してこのコースをわざわざ選んで良かったのかな?とふと思ってしまうこともあります(もちろん、彼女たちとは良い友達なのですが)。
 
するとジャッキー、“I want to hit the ground running!”という言葉を常に自分に言い聞かせなさいと教えてくれました。
“hit the ground running”というイディオムをわたしは知らなかったのですが、「物事をスムーズに始める、初めから全力で取り掛かる」という意味です。
 
「乗っていたバスから降りて、バスが走り出したら同じスピードで自分もすぐ走り出すイメージよ。周りが中国人学生ばかりだと思うように勉強できないこともあるかもしれないけれど、他の修士課程の学生よりも8週間早く生活を始めていることで、アドバンテージはたくさんあるはず。
 
キャンパスの中の配置をすでに把握していたり、図書館やコンピューター室の使い方をすでに知っていたり、セミナー形式(少人数ゼミ)の授業に慣れておくことができたり。わからないことだらけで修士課程に入って、もたもたするよりもよっぽどいいでしょう。
 
だから今の時期は、“hit the ground running”に向けた準備期間だと思って頑張ること。あなたはこのコースの試験に合格する必要がないぶん(※)、スムーズに修士課程を始められるよう、自分自身の学びに集中しなさい」
 
※修士課程に入るための無条件合格(Unconditional Offer)を持っていない学生は、Pre-sessionalコースの途中で出される課題や試験で良い成績を取らないと、修士課程に入れないのです。わたしはその必要がないという意味です。
 
ジャッキーからのアドバイスを聞いて、「今のコースに入ったから何かが得られる、と期待するのではなく、自分からあらゆるチャンスをつかみに行こう」と心に誓いました。この時も言っていましたが、自分が置かれている環境を目一杯生かす方法を見つけるしかないのだと。
 
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左奥の女性がジャッキー、手前の男性がクリス。とても仲良しな夫婦!

 
 
これから先のキャンパスライフをわたしが有意義に過ごせるよう、ジャッキーは貴重なプライベートの時間を割いて励ましてくれました。
昨日、あんなに怯えていたのが申し訳ないぐらい、本当に心の温かい人。わたしの第一印象は最悪だったに違いないけれど(笑)、このタイミングで出会えて良かった。
 
彼女から掛けてもらった言葉は、「きっと大丈夫、どうにかうまくやれる」とわたしの気持ちを前向きにしました。Pre-sessionalコースも修士課程も精一杯勉強して、ちゃんと結果を残すことで恩返ししたい!さぁ明日からも頑張ろう!