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【2017/01/21】山口県立大学「グローバル人材育成フォーラム」で審査員を務めました

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昨年に引き続き、山口県立大学のグローバル人材育成カリキュラムの一環で行われた「域学連携フォーラム」にて、同大学の学生によるプレゼンテーションの審査員を務めさせていただきました。

フォーラムのテーマは「インターローカル人材が切り拓く地域社会の未来~大学は新発想にあふれている~」。

同大学では、1年生から4年生までの一貫した教育カリキュラム「域学共創」学習プログラムを展開しており、1月21日のフォーラムでは、留学前の準備科目「域学共創Ⅲ」と、留学後のキャリア形成科目「域学共創Ⅳ」を受講した学生たちが学習成果を発表しました。

実は、昨年12月に「域学共創Ⅲ」を受講する学生さんのプレゼンは先に拝聴し、中間講評という形でコメントをさせていただいていました。

● 課題設定は適切か?(表面上の問題ではなく、本質的な課題は?)
● 社会のニーズについて、適切なデータを用いて捉えられているか?
● 設定した課題に対応する形でプロジェクトを提案できているか?

という点を特に重視して中間講評をさせていただいたのですが、今回のフォーラムのプレゼンではどのチームもその3点において大きく改善されており、感心しました。

これからも、たくさんの山口県立大学生が問題意識を持って海外留学に飛び立ち、持ち帰ってきた知見をもとに地域社会に貢献されていくことを心から応援したいと思います。

【2016/01/23】山口県立大学「グローバル人材育成フォーラム」で審査員を務めました

 
1月23日(金)、山口県立大学のグローバル人材育成カリキュラムの一環で行われた「域学連携フォーラム」にて、同大学の学生によるプレゼンテーションの審査員を務めさせていただきました。
 
☆昨年11月に、客員講師として講義をさせていただいたときの記事はこちら:
【2015/11/28】山口県立大学 国際文化学部「域学共創Ⅲ」で客員講師を務めました
 
同大学では、1年生から4年生までの一貫した教育カリキュラム「域学共創」学習プログラムを展開しており、23日のフォーラムでは、留学前の準備科目「域学共創Ⅲ」と、留学後のキャリア形成科目「域学共創Ⅳ」を受講した学生たちが学習成果を発表しました。
 
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近年、「グローバル人材育成」を目標に掲げている大学が増えていますが、山口県立大学のカリキュラムの特徴は、「グローバル視点から地域課題を考える」(域学共創Ⅲ)、「地域と協働し、地域の未来を構想する」(域学共創Ⅳ)というように、「グローバルな学びを地域課題の解決に生かす」ことを学習目標としていること。これは、地域との距離が近い公立大学ならではの強みかもしれません。
 
参考リンク:地域と共に学ぶ|山口県立大学
 
これから留学に行く学生さんからは、
・「久留米絣」を含め衰退する可能性のある世界地域文化を守るために、フィンランドなどで「農閑期デザイン」の実地調査をする
・山口県に来る外国人向けに「音楽」をテーマにした観光ツアーをつくるために、JTB台湾でインターンシップをする
・つながりのある社会のヒントとして、中国で広場の活用方法を学ぶ
など全部で8つの留学プランが発表され、
 
すでに海外で学んできた学生さんからは、
・英語を使ったサービス向上を目指す湯田温泉の従業員に対して英会話教室を開き、英語で「温泉物語」を発信する
・山口へハネムーンで来る外国人カップル向けに、ウェディングフォトを撮れるツアーを企画する
・世界で活躍できる人を育てるため、英語演劇ワークショップを県内の学校で広げる
など全部で6つのプロジェクトプランが発表されました。
 
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限られた時間ではありましたが、私は審査員として
・予見力:時代の変化(グローバル化)についてよく理解しているか
・思考力:論理的に考えられている発表内容か
・予測力:データを挙げながらよく練られたプランになっているか
・実行力:地域社会への貢献度が高いプランか
という4つのカテゴリーごとに(僭越ながら)点数をつけさせていただきました。
 
どのプレゼンもユニークで私自身も大変勉強になりました!
強いて言うならば、下記の視点がもう一歩、というプランが多かったかなと思います。
(どれも、私が大学院で研究するときに口酸っぱく言われたポイントなので・・・)
 
・得たいデータに対して、適切な調査手法を選択しているか
・質的調査だけでなく量的調査の材料として指標設定ができているか
・仮説を設定したうえでリサーチを行い、実施後に検証ができているか
(見切り発車でプロジェクトを実施し、「やっぱり正しい!」と意味を後付けするのはNG)
 
私も引き続き、グローバルな視点で地域課題に取り組み、市民が主体的に社会に参加するための仕組みづくりに貢献できるよう、精進してまいります。お声がけくださった山口県立大学の斉藤理先生ならびに大学職員の皆さま、貴重な機会をありがとうございました!
 
☆本フォーラムについてのパブリシティ(山口新聞)はこちら:
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2016/0124/7p.html
 
☆留学中の山口県立大学の学生さんによる現地レポート(朝日新聞)はこちら:
http://www.asahi.com/area/yamaguchi/articles/list3600075.html
 

国連広報センター(UNIC)でのインターン終了!

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赤十字退職翌日から3ヶ月間お世話になった、国連広報センター(UNIC)のインターンを終えました!
 
・これまで在籍した国際NGOや公的機関とはまた別の立場から、世界的課題へのアプローチを学ぶ。
・自分が得意とするWebライティングのスキルを生かして、意義ある活動のPRに貢献する。
・渡英前に少しでも英語を使う機会を増やす。
 
という、当初の目的に適った経験をさせていただけたことに感謝しています。
 
正直、3ヶ月間無給、しかも交通費の支給もナシという条件は、退職した身としては厳しいものではありましたが(笑)、UNICでインターンをしたことで「国連」という場所への理解が深まりましたし、少人数ながら精力的な職員の皆さん、個性豊かなインターンの仲間(イギリス、アメリカ、ドイツ、インド、カナダなどバックグラウンドがさまざま!)と過ごせた3ヶ月間は、とても有意義なものでした。
 
インターンを終えるときに、「卒業ブログ」を書くのがお決まりになっていて、わたしもこっそり書いて卒業したのですが・・・なんと前職でお世話になったYさんが見つけて、本社内LANの「インフォメーション」で紹介してくださったらしいのです。
何だか気恥ずかしいですが、退職後もいろんな方が応援してくださっていることを幸せに思います。ありがとうございます!
 
というわけで、こちらがインターン卒業ブログです。
↓ ↓ ↓
「地球市民」としての学びにつながる国連インターン経験|国連広報センターブログ
 
まさに「パワフルウーマン!」を体現する、笑顔の素敵な根本所長、
 
インターン一人ひとりに、いつも気を配ってくださった妹尾さん、
 
国連訪問やウェブサイト更新など、きめ細やかに指導してくださった千葉さん、
 
ほぼ一人でUNICのFacebookを更新し、あらゆる問い合わせに神対応してくださった岡野さん、
 
「国連職員の声」の編集で、根気強く適切な添削をしてくださった岸田さん、
 
細かい経理業務をこなしながら、気さくにインターンに接してくださった高橋さん、
 
所長のスケジュール管理など、激務な中でもいつも美しく凛としていた日下部さん、
 
週3日しかお会いできなかったけど、いつも冷静でユーモラスなアドバイスをくださった三沢さん、
 
そして、国籍や年齢、集った理由はバラバラでも、共に濃い時間を過ごしたインターンのみんな。
 
本当にありがとうございました!また、世界のどこかで会えることを楽しみにしています。
 
これまで、NGO、公益法人、国連とさまざまな環境に少しずつ身を置いてみて、同じ問題に対してそれぞれの立場なりのスタンス、アプローチがあることを学びました。
 
属している組織や肩書きが取り払われたとき、わたしは、ひとりの人間としてどう行動していくか。
 
いろいろな人の意見、情報がものすごいスピードで飛び交う時代だからこそ、自分の頭で考え、自分の言葉で伝えることを怠らないようにしたいです。
 

母校のライフガイダンス冊子「La vie heureuse」に寄稿しました

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わたしの母校(中高一貫)が創立50周年を迎え、「ライフガイダンス企画室」というものが新設されました。
そこで、在学生向けの冊子を刊行することになり、わたしも卒業生の一人として寄稿させていただきました!
 
学生時代のこと、仕事のこと、そして将来のこと・・・
自分の中で整理する良い機会になりました。
 
わたし以外にも、医師や新聞記者、フリーアナウンサーや研究者など、
さまざまな職業についている卒業生の先輩方の記事が載っていて、興味深いです!
 
今回、寄稿を依頼してくださった先生は、次のようにおっしゃっていました。
 
「天職(召命)は、15歳の文理選択で決まるものではなく、
様々な出会いを繰り返しながら、気付きを得て、
より自分を高めていきながら見つかるもの。
だからこそ、生徒たちには就職に有利不利という視点を超えて進路選択をしてほしい」
 
この冊子を読んだ在学生の子たちが、少しでも「オトナになるのって、楽しそう」
と思ってもらえたらうれしいです。
 
以下、わたしが寄せた文章です。
 
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【“自分のモノサシ”と志を持って生きる】
 
中学受験をして入学した晃華学園。私にとって6年間の学園生活は“世界のすべて”だったのに、大学で個性的な友人たちと出会い、「“私立中高一貫のカトリック女子校”という自分のいた世界は、何て狭かったのだろう…」とカルチャーショックを受けた、18歳の春。
 
しかし、26歳の今だから分かります。先生方や友人たちの優しさに包まれて穏やかに過ごせた学園生活は、何にも代えがたい財産だったということ。
「ありのままの自分と向き合い、人の尊厳と命を慈しみ、愛すること」。晃華で学んだこのシンプルなことを教えてくれる人や場所は意外に少ないのだと、大人になってから実感したのです。
 
私はクリスチャンではありませんし、在学中は意識していませんでしたが、カトリックの価値観に基づいた晃華の教育、中でも“ノーブレス・オブリージュ”の精神(もしくは「多く与えられた者は、多く求められる」-ルカ福音書 12章48節-)は私の原点であり、「人の役に立つ仕事がしたい」という想いに繋がっていきました。
 
首都大学東京に入学後、社会学を専攻し、結婚や離婚など家族を取り巻く社会問題を中心に勉強しました。
学業以外にはファッションショーの運営に携わったほか、晃華在学中から途上国の問題に関心があったため、セルビアの難民キャンプでボランティアも経験しました。
 
最後の夏休みには、憧れだった世界一周旅行へ。とにかく興味のおもむくまま動き続けた4年間でした。
卒業後は、「自分が恵まれた環境で育ったのは“偶然”。だからこそ、“たまたま”苦しい境遇の中で生きざるを得ない人のために働きたい」と考え、人道支援を行う赤十字職員として働く道を選びました。
 
日本赤十字社に入社し、最初の2年間はボランティア研修や高校生の国際交流事業を担当し、「人」と向き合い続けました。
2011年3月に起こった東日本大震災では、寝る間も惜しんで被災者支援業務に取り組むことに。東北の被災地に派遣され、ボランティアの調整業務等を担当したほか、そこで得た成果と課題を世界会議の場で発表するという経験もしました。
 
その後は、「お金」と向き合う2年間。寄付金の集計や予算管理のため、電卓をたたき続ける毎日でした。事業部門にいた頃に比べると地味に見えますが、「世界中の苦しんでいる人を救う」ためには様々なポジションで働く人たちの力が必要なのです。
 
 晃華で過ごした6年間を基礎に、自分の可能性を広げた大学の4年間、そして社会人としての4年間を通じて私が学んだのは、「想いだけでは何も変わらないけれど、行動し続ければ夢に近付ける」ということ。26歳になり、「グローバルな視野を持った若年層のキャリア支援がしたい」という新たな目標が生まれ、イギリスへの大学院留学を決意して今に至ります。
 
中学・高校時代というのは、人間性の基礎を作り、キャリアを考える上での原点となり、大人になってからも自分の心の支えとなる大切な期間です。しかし、定期試験の結果や文理選択、もっと言えば大学受験ですら、その先の人生をすべて決定付けるわけではありません。すぐに芽が出なくても、志を持ち続けていればいつかきっと道は拓けます。
 
だから後輩の皆さんにも、「親に期待されているから」とか「将来、社会的に評価されそうだから」といった“他人のモノサシ”ではなく、「自分が叶えたい夢は何だろう?」「大切にしたいことって何だろう?」という“自分のモノサシ”を常に持って、毎日を過ごしてほしいと思います。
 
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人生は、いつだって選択の連続だ。

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3月31日をもって日本赤十字社を退職致しました!(まだ実感がない…)
入社から丸4年、たくさんの方々にお世話になりました。ありがとうございました(*^^*)
 
今年7月から単身でイギリス・ヨーク大学の修士課程に留学し、『グローバル市民教育(Global Citizenship Education)』を専攻します。
 
日本ではまだ学問として成熟していない分野なので本場で学びたい、でもそのためには大好きな赤十字を辞めざるを得ない…という葛藤がありましたが、
『一度きりの人生だから、チャレンジしてみよう!』と決断しました。
 
赤十字職員として働けたのはたったの4年間でしたが、ここでしかできない仕事・経験をたくさんさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
多くのことを学ばせていただいたのに、組織に還元できないまま退職することになり、後ろ髪を引かれる思いですが、
『いつかまた、一緒に仕事しようね!』『実央ちゃんの夢を応援しているよ!』
と送り出してくださった赤十字の皆さんに報いるためにも、新しい道でしっかり頑張りたいと思います。
 
人生は、いつだって選択の連続で、どの道が正しいのかなんて、わたしにはわかりません。
でも、いつか振り返ってみたとき、自分が選んだ道を正解だと言えるように進んでいきたいです。
 
なお、渡英までの4〜6月は、留学の準備をしつつ、国連広報センター(UNIC)の日本事務所で研究インターンをすることが決まりました。
さっそく明日から3ヶ月間限定ですが、少しでも貢献できるようにベストを尽くします!
 
春、いろいろなことが動き出す季節ですね。皆さんにも、たくさんの幸せが訪れますように…♥︎
 

「パラレルキャリア・ラボ」Facebookページ公開♥

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“本業×ライフワーク(Myプロジェクト)”という新しい働き方「パラレルキャリア」 の魅力を伝え、女性がより柔軟なキャリアを築ける環境づくりを応援するコミュニティー【パラレルキャリア・ラボ】を立ち上げました。
 
▼「パラレルキャリア・ラボ」Facebookページ
https://www.facebook.com/paralab2014
 
当面は、上記Facebookページにおける情報発信・月に一度程度のイベント開催が主になりますが、
わたしの帰国後(2015年秋)はパラレルキャリア・ラボの活動を本格化し、女性のキャリアの選択肢を広げるため様々な形で応援していきたいと考えています。
 
◇自分の価値観・強みを知る自己分析セッションの定期開催
◇「プチ専門家」としてのワークショップ開催サポート
◇パラレルキャリアを実践する/目指す女性のコミュニティー形成
 
などの展開を考えています。
 
もっと多くの女性が、自分の得意分野や強みを生かして、その価値を社会に還元できる環境を作っていきたい!
そのためにわたしは何ができるだろう?と考えたときに、
 
「ワークショップなどの企画・運営ノウハウを提供することで、場創りのサポートができるのではないか?」
と思ったのです。
 
趣味が高じて、何かの資格を取ったけれどその実践の場がない人、
「プロフェッショナル」なんて大それたことは言えないけれども、周りよりもちょっと詳しい知識がある人など、
「プチ専門家」の方々のワークショップの企画・告知・集客・開催を支援していきたいなぁと。
 
それがきっかけになって自信がつけば、あとは自分でイベントを開催していけるかもしれないし、
それがいつの間にかライフワークになって、パラレルキャリアを実践する女性が増えるのでは、と期待しています。
 
掲げているビジョンは、自分も含め女性の働き方・生き方の選択肢を増やし、自分の得意なもので社会に価値を生み出せる人を増やすこと!
わたし自身が、そのひとつのロールモデルになれたら・・・。自分にできることから、コツコツ取り組んでいきたいと思います。