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【2016/05/14】Share Your Story #4「原体験を未来につなげる」開催レポート

 
毎月開催中のストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」#4が無事終了しました♥
5月は鈴木雄飛さんをゲストにお迎えし、「原体験を未来につなげる」というテーマで開催!
「Share Your Story」のコンセプトなどについてはこちらから⇒http://miosaito.net/blog/1825.html
 
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1. 雄飛さんによるストーリーテリング

まずは、ゲストスピーカーの雄飛さんに、ライフストーリーをお話いただきました。
 
株式会社電通で働きながら、“秀逸なアイデアの法則性を盗むためのWEBマガジン”「アイデアの補助線」を個人で運営する鈴木雄飛さん。決して恵まれた家庭環境とは言えなかった子ども時代を過ごし、「我慢するべきではないのに、オトナにならざるを得ない子ども」に対して、心を寄せてきました。
 
● ”環境を変える力がなかったから、自分の頭の中を変えるしかなかった”子ども時代。家庭内の不協和音に怯えながらも、なぜ自分はこういう状況に置かれているのか、どうすればいいのかを必死に考えていた。
 
● 高校のときに出会った「世界では、3秒に1人の子どもが貧困で亡くなっている」というホワイトバンドの広告に衝撃を受けた。自分と同じかそれ以上に、ヒドい現実に打ちのめされそうな人に対して生理的に共感し、怒り、変えたいと思うようになり、大学では社会貢献活動に身を入れようと決めた。
 
● 国際NGOでのユース活動や、当時注目を浴び始めた社会起業家を志していくつかプロジェクトに携わったが、自分には「社会を変える」事業は興せないと感じるように。学生は学生らしく、と海外ボランティアなどもしたが、残ったのは達成感よりも違和感だった。小さな点を結んで社会を良くしようとするのは限界があるのではないか?など・・・
 
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● 「無関心だったものを興味津々に変える」というコミュニケーションの力に惹かれ、広告代理店に入社。自信を持って世に送り出せるプロジェクトも担当したものの、昨年の異動で状況が一転、アイデアを必要としない広告メディア売買の部署に配属され、「自分は本当は何がしたかったのか?」「これまで進んできた道は、本当にやりたいことに近付いていたのか?」と悩み、心身が不調に。
 
● 原体験が強すぎるあまり、「社会にいいことを実現できないなら自分が生きている価値がない」、「20代までに、人様に認めてもらえるような、社会を変える取り組みを実践しなければ」と心の何処かで思っていたことに気付いた。しかし、それには積み重ねてきたものが少なすぎた。もっと、目標を計画に変えないと、叶わないと思い直した。
 
● 自分の生きてきた意味ぜんぶを使い、40代までに「心を変えることでしか生き延びられなかったあの頃の自分」を救う、と目標を再設定。「地道が近道」と信じて、今いる場所でできることを積み重ねていこうと決意した。
 
「原体験を、呪いにするのか。希望の灯火にするのか。”あんなことがあってよかった”と未来の自分に言わせてあげられるかどうかは、今の自分次第」という雄飛さんの言葉が、とても印象的でした。
 
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2. リフレクション・サークル

今度は参加者それぞれが自分の気付きを振り返る時間です。
雄飛さんのお話を聴いて、共感したこと・驚いたこと・疑問に思ったことを付箋に1枚ずつ書き出し、グループ内で共有。参加者によっていろんな感じ方をするんだな、というのが良く分かる時間です。
 
今回、「共感」として多く挙げられたのは、雄飛さんの考え方や姿勢について。たとえば、
● 環境を変えられないならば、自分を変えるしかない。
● 起こってしまった出来事は変えられないけれど、その意味は変えられる。
● 何をやるかではなく、どうやるか、どう伝えるか。
● ほかの人が考える正しさは、どうでもいい。
● 消費するのではなく、蓄積する生き方をする。
 
これらは一方で、なぜそう考えられるのか?という「驚き」項目として挙げた人も多い印象でした。
 
また、“自分も同じことを感じたことがある”という意味での共感としては、以下のもの。
● ボランタリーな人は、熱すぎて伝え方がうまくないことがある。
● 社会に対して何か良いことをしたいというモチベーションと一貫性。
● 「社会を良くしたい」というざっくりとした目標と、それを持つに至るまでの強い原体験があると、それ以外を受容できなくなることもある。
 
そのほか「驚き」として挙げられたのは、
● 高校生の時から志を持って大学を選択したこと。
● 自分が忘れたいけれど忘れちゃいけない過去のことや考えを、細かく記録していること。
● 学生時代からNGOやボランティアなどたくさん活動してきたこと。
● 複雑な家庭環境で育って、それをポジティブなエネルギーに変えられたこと。
などでした。
 
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そして、実にさまざまな「疑問」が挙がりました!雄飛さん本人に聞いてみたいこととして、
● 妹や親との関係の築き方
● 「ぶさいくな人生」と言っていたが、どのあたりがそう思いますか?(聞いていて、全然ぶさいくだと思わなかった)
● もしかしたら原体験になっているかもしれないことを“忘れること”についてどう思いますか?
● アイデアを思い付くためのコツは?
 
また、
● どういう未来にしたいか?の方向性の見つけ方
● 目標を計画にできていなかったと気付き、「目の前の小さなことを積み重ねていく」となぜ思えたのか?
といった質問に対しては、雄飛さんは「正解は自分にもわからない。だから、自分も試行錯誤している途中です」と真摯に答えてくださいました。
 

3. 「自分だから持てる」問題意識について対話する

さて、休憩をはさんで後半は、参加された皆さん一人ひとりのストーリーを共有しながら対話する時間です。
今回のShare Your Storyのテーマは【原体験】=人の生き方や考え方、行動に大きな影響を与えた幼少期(過去)の経験、というデリケートな部分も難しいものだったので、どのように進めるか主宰者として直前まで迷いました。
 
まず導入のアイスブレイクとして、名前と普段の活動や仕事だけでなく、
● 最近疑問に思っていることは?
● いま関心のあることは?
ということも自己紹介し合いました。
(さまざまなタイプの疑問と関心が挙げられ、もっと深く聞きたかった!)
 
そして、ペアを作って次のQ1.とQ2.について5分間のインタビューをし合っていただき、最後に個人個人でQ3.について考えてもらいました。
 
Q1. 最近、「どうにかしたいな」と問題意識を持っていることは?
 
Q2. なぜ、「あなた」がそれを問題だと思うのですか?
 
Q3. その問題に対して「あなた」はどう関わっていきたいですか?
 
 
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ここではテーマにしか触れませんが、皆さんの問題意識がバラエティ豊かでした!
 
● 保育園入れなかった問題
● なぜ弱い人に厳しいのか
● 中学生がふたりで手をつないで線路に飛び込んだというニュース
● 自由にのびのび遊べる場所の少なさ
● なぜ多くのメディアは視聴者や弱者に迎合するのか
● 自分のやりたいことだけやることが正義だという風潮
● 日本の自殺者の多さ
● ジェンダーに対する固定観念
● LGBTのトイレ問題 
● 日本人働きすぎ問題
 
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参加者それぞれの問題意識の背景(仕事や日常生活など)について、「自分」目線で考えて相手に伝える、という機会を持ちたいと思い、ペアインタビューという形式にしてみました。それぞれユニークな視点を持っているのが興味深かったので、またこのようなテーマでワークをやる時には、もっと多くの人の話を聴けるよう工夫したいと思います!
 

4. クロージング:今日の学びと気付き

雄飛さんによるストーリーテリング、そして参加者同士の対話を通じて学んだこと、気付いたことを一人ひとりお話しいただきました。
こちらで一部ご紹介します。
 
● 雄飛さんは勉強熱心で、常に問題意識を持っている。自分は結構ポジティブで、問題を問題と捉えていないかもしれない。もっと勉強していきたい。
● 辛かった経験も含め、深いところまで掘り下げた話を近い距離で聴くのは結構しんどいと感じた。一方で、深いぶん、自分がエンパワーメントされた。
● 自分にできることを、やりながら考えていきたい。日々フラグを立てながら過ごしたい。
● あまりこういう話を聴く機会がなかったので新鮮だった。自分もメディアを通じた社会貢献がしたい。
● 自分に留学経験があるせいか、社会に日本らしさを求めている、という自分の思考のクセに気付いた。
● 自分はすぐネガティブな傾向に入りやすいが、こういう生き方をしてきた自分だからこそできることがあるとインタビューを通して気付くことができた。
● 一人ひとりストーリーがあるんだということがわかった。もっといろんな人に話を聴いてみたい。これまで過去は過去、と割り切ってきたが、未来にどうつなげられるか考えてみたい。
● 今日、一番多くのことを学んだのは、ゲストスピーカーである雄飛だと思う。自分を反芻することをもっとしていきたい。最後の対話は「あなた」はどう思うか、と強調されていたのが、「自分の体重を載せる」という意味で大事だと思った。
 
そして最後にゲストの雄飛さんは、「コンプレックスはあるけれど誇りがある人生だと思っています。原体験のその先を、どう生きるかは自分次第」だとあらためて話してくださいました。
* * *
 

次回開催は6/4(土)「ライフミッションを見つめ直す」

ストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」は、これからも毎月開催していきますので、ご興味ある方はPeatixコミュニティにぜひご参加ください!(オリジナルURLに変更しました★)
 
▼Share Your Story | Peatix
http://shareyourstory.peatix.com/
 
次回(#5)ワークショップは、「ライフミッションを見つめ直す」というテーマで6/4(土)に開催予定です。
参加お申込みをお待ちしています!⇒http://peatix.com/event/169954/
 

【2016/04/09】Share Your Story #3「出会いを生かして夢に近付く」開催レポート

 
毎月開催中のストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」#3が無事終了しました♥
大久保真衣さんをゲストにお迎えし、「出会いを生かして夢に近付く」というテーマで開催!
「Share Your Story」のコンセプトなどについてはこちらから⇒http://miosaito.net/blog/1825.html
 
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1. 真衣さんによるストーリーテリング

まずは、ゲストスピーカーの真衣さんに、ライフストーリーをお話いただきました。
 
● 引っ込み思案だった幼少期や、コンプレックスを克服した学生時代、社会人になってからの挫折など、「これまで」のお話。
 
● 社外活動に取り組みながら見つけた目標:
  ・「自信がない、見せ方がわからないから輝けない」そう思っているモノ・コトの可能性を広げたい。
  ・会社にとらわれずに稼ぐ方法を見つけたい。
  ・たくさんの人がプレゼントしてくれた「出会い」のチャンスを、今度は自分がプレゼントできる側になりたい。
 
● 会社員をやりつつ、休日・土日を使ってチャレンジしたイベント企画と、真衣さんのこだわり。
 
● こうした活動を通じて見えてきた夢:
  ・自由&ハッピーに生きるために、スモールビジネスや小商いなど、「好き」を仕事として実現する仕掛けづくり。
  ・価値や思い(ストーリー)のあるものを、「オシャレ」や「可愛い」を通してプロモーションする。
  ・「人生が加速する」出会いをつくる。
 
● 「出会い」を生かすために、イベント参加時やSNS発信で大切にしていること。
 
● やりたいことを見つけ、未来を変えるために普段やっていること。
 
・・・などなど、素敵な写真たっぷりのスライドを使ってイキイキとお話いただきました!
参加者の皆さんも真剣にメモを取って聴いていたのが印象的でした。
 
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2. リフレクション・サークル

今度は参加者それぞれが自分の気付きを振り返る時間です。
真衣さんのお話を聴いて、共感したこと・驚いたこと・疑問に思ったことを付箋に1枚ずつ書き出し、グループ内で共有。
 
● 共感:自分の直感や意志を大切にしている/会う人・参加するイベントを選択している/手帳を2冊持って、なりたい自分について考えたり振り返ったりする時間を取っている/「会社員」などの既存のカテゴリーに縛られず、自分オリジナルにつくっていく など
 
● 驚き:外見のコンプレックスを克服したこと/コンプレックスがいろんな活動のきっかけになっている/興味さえあれば、どんなイベントにも一人でも参加する/イベント中、常に全体に身体を向けてオープンスタンスを示すようにしている/忙しい中でも、気になった人への連絡を出会ってから1週間以内にする/社外活動についてSNS上では会社の人には見せないなど、発信ルールがある など
 
● 疑問:不特定多数にウケるためではなく「自分のために」SNSを使うとは?/人やモノの価値を伝えるとき、どのようにそれを見つけているのか?/ロールモデルはどのように探しているのか?/どのようにスケジュールをコントロールしているのか?/行動力や自信はどこから?/モチベーションが上がらないときはどうしている? など
 
今回新たな試みとして、みんなの気付きを全体で共有できるよう、休憩に入る前に付箋をホワイトボードに貼り出してみました!
 
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休憩時間は、お菓子をつまみながらワイワイ盛り上がっていました♪
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3. 「良い出会い」について対話する

さて、休憩をはさんで後半は、参加された皆さん一人ひとりのストーリーを共有しながら対話を楽しむ時間です!
今回のテーマは「出会いを生かして夢に近付く」ということで、3つの問いに沿って「良い出会い」について考えていきました。
 
Q1. あなたにとって、「良い出会い」は何でしたか?
 ・人:学生時代の友人/何でも話せる仲間/会社やイベントで出会ったキーパーソン など
 ・もの:カメラ など
 ・場所:読書会/自由大学/アカペラサークル/職場/チェコ/ポートランド/選挙事務所のアルバイト など
 ・考え方:幸せとは、自分の視点次第でいくらでも得られるという捉え方 など
 
Q2. なぜ、その「良い出会い」を得られたのだと思いますか?
 ・失恋からの自己啓発!そこからいろんなイベントに参加したから。
 ・縁と運とタイミング。
 ・自分の直観、好奇心に正直にアクションしたから。
 ・自分のことを素直に話せたから。
 ・怖がらない、感謝することを忘れない、興味を持つことを大切にしたから。
 ・やりたことを友だちに話していたから。自分の気持ちのままに行動したから。
 ・自分の想い、考えを発信していた、勇気を持って行動した、そして自分にウソをつかなかったから。
 ・チャレンジ&オープンマインド!
 ・生き方、人生に迷っていて場(コミュニティ)を探していたから。
 
Q3. 今後、「良い出会い」を得るためにどんなことを心掛けたいですか?
 ・自分を認め、素直でいること。自分にウソをつかない!
 ・出会った人に“紹介したい”と思われるよう、自分のアピールポイントを抽出する。
 ・協力を依頼されたら、直感で見極めて判断する。逆にイイ!と思う人には会ってから1週間以内にコンタクトを取る。
 ・お誘いのメールは見てから遅くても1週間以内に返事する。「行けたら行くね!」はNG。
 ・こまめにSNSで想いやイベントについて発信する。
 ・つながっていきたい人には、自分から感謝の気持ちを伝え、積極的におさそいする!
 ・なりたい姿・成し遂げたいことを明確にする。そのために振り返ること、考えることを大切にする。
 ・待っているだけじゃなくて自分からアクションを起こす(話しに行く、連絡する、ご飯や遊び、イベントに誘ってみる)。
 ・振られることを恐れずに誘う。
 ・Happyな表情、メールは即レス→信用を得る、相手の良いところを見つける、ほめる。
 
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限られた時間でしたが、「出会いを生かす」ためのヒントがたーくさん出されました!
最後の問い「今後心がけたいこと」については、せっかくなので全体で共有。
 

4. クロージング:今日の学びと気付き

3時間のワークショップもあっという間に終わり!
真衣さんによるストーリーテリング、そして参加者同士の対話を通じて学んだこと、気付いたことを一人ひとりお話しいただきました。
こちらで一部ご紹介します★
 
● これまで出会いは「運命的」なものだと思っていたので、それを得られた理由など能動的に考える良い機会になった。
 
● 真衣さんのSNSの使い方がとても勉強になった。これまでFacebookの抵抗があったが、グルーピングなどうまく活用していきたい。
 
● 等身大の自分を整理したいと思うようになった。共感・驚き・疑問を細かく共有するなど、場のつくり方が参考になった。
 
● 今までここまで深く真衣さんと話す機会がなかったので、新鮮だった。
 
● 真衣さんのことを実は全然知らなかった!人って奥深くて面白いと感じた。深掘りするのって楽しい。
 
● あらためて、自分はこれまで「出会い」に恵まれていたと実感し、感謝の気持ちが湧いてきた。今まで出会った人たちに何かプレゼントできる自分でありたい。
 
● ライフストーリーを聴いて終わりではなく、対話ワークをすることで自分自身のことも見つめ直すきっかけになった。
 
● 「等身大」ってどういうことだろう?という自分なりの問いを持って参加した。自分なりの解釈では、「今、この時を認める」、答えが出ないことも良しとするということかなと思った。
 
皆さん、たくさんの学びと気付きを話してくださり、主宰者のわたしにとっても本当に勉強になりました。
(時間が足りない!という声も多かったので、次回からは終わりの時間を30分延長する予定です^^)
 
* * *
 

次回開催は5/14(土)です!

ストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」は、これからも毎月開催していきますので、ご興味ある方はPeatixコミュニティにぜひご参加ください!(オリジナルURLに変更しました★)
 
▼Share Your Story | Peatix
http://shareyourstory.peatix.com/
 
次回(#4)ワークショップは、「原体験を未来につなげる」というテーマで5/14(土)に開催予定です。
参加お申込みは4月下旬にスタートしますので、ご興味ある方は上記コミュニティをフォローしてくださいね!
 

【2016/03/06】Share Your Story #2「環境の変化をポジティブに捉える」開催レポート

 
月1で開催しているストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」、第2回目が無事に終わりました!
今回は、電子書籍と紙の書籍のハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」様よりご協賛いただきました★ありがとうございます!
 
▼Share Your Storyを始めた背景や想いについてはこちら。
http://miosaito.net/blog/1825.html
 
さて、今回のテーマは「環境の変化をポジティブに捉える」。ゲストにお迎えしたのは、2012年から自身のキャリアプランや生き方を考えるイベント「Connect!」を主宰している栗林真由美さん。2014年に第一子を出産され、産休直前に以前より興味があったアニバーサリープランナーの資格を取得し、育休中には育休プチMBA、ママのためのプロボノ「ママボノ」など興味のあるプログラムに多く参加するなど、環境が変化する中でも行動し続けることでご自身の可能性を広げてきました。現在は元の職場に復帰してちょうど1年が経とうとしているところ。
 
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最初の企画段階では、「産休・育休をどう有意義に過ごすか」といったテーマでお話していただこうかな、と考えていたのですが、打ち合わせの段階で真由美さんのお話を聴いていて、「女性の出産に限らず、人それぞれ経験している環境の変化について対話する場にしたいな」と思ったので、最終的に「環境の変化をポジティブに捉える」というテーマ設定にしました。
 

ゲスト・栗林真由美さんによるストーリーテリング

以下、真由美さんが話してくださったお話のエッセンスです。
 
相手と真っ向からぶつかる経験
 ・お互いやりたいことを尊重するためにパートナーととことん話し合う。
 
評価=会社はもう古い?!
 ・会社の評価だけ(=一輪車)よりも、社外でも様々な活動の場(=自転車や自動車)を持つ方が、遠くまで行けるし、可能性が広がる。
 
子どもができて自由になった?!
 ・産休に入ったばかりの頃は、社会から断絶されたようで孤独な気持ちを抱えていた。
 ・子どもがいると、睡眠や食事の時間を削られるのは確か。でも、子どもは最強のサポーター。子どもがいるからこそ、自分のやりたいことに挑戦して背中を見せようと思える。
 
ロールモデルなんていらない
 ・ロールモデルを見つけた、と思っても、その人の状況もいつ変わるかわからない。1人のロールモデルを探すよりも、たくさんの人の良いパーツから学び、自分が心から納得できる選択をした方がいい。
 
タイムマネジメントよりも大事なこと
 ・あれもこれも…と詰め込むよりも、心の声を聴き、本当にやりたいことだけに集中する。
 ・全部自分でやろうとしない。子育てはチーム!夫のヘルプや家事代行サービスを利用してもいい。
 
挑戦のススメ
 ・挑戦=dots(点)を作ること。全ての点はいつかつながるから、長い目で見たら失敗なんてない。
 ・点は、直感で選ぶ。何かしらのひっかかりがあれば、それは興味があるということ。
 
How to study
 ・紙とペンを持って机に向かったり、資格を取ったりすることだけが勉強じゃない。今ある環境で最大限に学ぶ方法を考える。
 ・ママ友とのLINEのやり取り一つとっても「気遣いできる人だな」など学べることはたくさんある。
 
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真由美さんによるストーリーテリングのあとは、参加者の共感/驚き/疑問をシェアしました。
 
「真由美さんは意思が明確だけれど、飄々とした雰囲気がある。しなやかにいられるコツは?」という質問に対して、「それはたぶん、たくさん行動して、失敗の場数を踏んできた自負があるから。思い返せば、母親からは『あなたは凡人なんだから人の2~3倍努力しなさい』と言われてきたし、陸上部時代は顧問から『二流でも頑張れば超二流になって、一流の人たちと互角に戦える』と言われた。自分は基本的に“普通の人”だからこそ、失敗したっていい、挑戦し続けるしかない、という気持ちが根底にあるのかも」と話してくださいました!
 

対話「それぞれが経験した環境の変化から学べること」

後半は、ゲストスピーカーの真由美さんも交えてアイスブレイク&対話タイム。
参加者一人ひとりのエピソードが聴きたい!ということで、いくつかの質問を投げかけながら進めました。
 
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皆さんが直近で経験した環境の変化は何ですか?
 出産/転職/社外コミュニティへの参加/パートナーとの距離 など
 
時間の使い方はどう変わりましたか?
 子どもが第一、自分のことは隙間時間で/社外活動に参加するため残業を減らす意識/一人の時間増やした など
  
人との関わり方はどう変わりましたか?
 子どもといることで、これまで関わりがなかった層との接点が増えた/古くからの友人よりも新しい人と過ごす時間を増やしている/人はみかけによらない。選り好みしないようになった など
 
難しいなぁと感じていること、逆にチャンスかもと思うことは何ですか?

 新しいことを勉強したい、でも自信がない/育児に対する世間のネガティブなイメージを払拭するのが難しいけれど、逆に自分たちがロールモデルとして楽しさを伝えていけるかも/優先順位の付け方 など
 
その変化は、何を学ぶためのステージだと思いますか?
 自分が本当にやりたいことを見つける/40代になる前に、自分の経験を増やす/柔軟性を学ぶ など
 
・・・主宰者の想像を超えて、皆さん様々なことを「環境の変化」として自覚していることがわかり、少しずつエピソードをお聞きしただけでも大変面白かったです!参加者同士で共感し合う部分も多くあったようで、それぞれの状況は違えど、共通テーマで対話を広げることができました。
 

参加者の皆さんの感想

アンケートの結果、参加者全員から「とても満足」という回答をいただきました!アンケートでいただいたコメントをいくつかご紹介します。
 
● 現在の自分自身の置かれた環境は、なにを学ぶフェーズなのかという事を整理できたことは大きな収穫でした。
 
● 仕事の話で悩みや解決策(ヒント)を得る事が出来ました。
 
● (印象に残ったのは)素直に仕事や私生活で普段考えている事を共有できた事。 みんな同じところで悩んでる。
 
● 難しく考えずに肩の力を抜いて話せる雰囲気が良かったです。産休育休といった括りではなく、「環境の変化」というテーマで様々なバックグラウンドを持つ方々のお話が聞けたのが面白かったです。
 
● 初めて会った人同士でも共感できることがたくさんあって深く話すことができ、議論でも雑談でもない、対話の魅力に気が付きました。じっくり対話するようなイベントが初めてで緊張していたのですが、項目ごとにポストイットに意見を書く、自己紹介の仕方の誘導などの工夫で話がしやすくとても良かったです。
 
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!!
 

次回の開催予告

Share Your Storyでは、今後もゲストの等身大のストーリーテリングをもとに、「正解のないテーマ」について対話する場をつくっていきます。次回(#3)は、「出会いを活かして夢に近付く」(仮)というテーマで、4月2日(土)14-17時に開催!来週からPeatixでお申込みを開始します。
 
Peatixのグループページ(http://peatix.com/group/33381)に参加してもらえれば、イベント開催情報が更新されると通知を受けられるので、ご興味のある方はぜひ:)
 

【2016/02/27】石岡市さわやかハーモニーセミナーで講演させていただきました

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先週27日、茨城県石岡市主催のさわやかハーモニーセミナーにて、「自分の生き方・働き方を自分でつくる」というテーマで講演する機会をいただきました。

本セミナーは、「男性も女性も性別に関係なく社会の主役として対等に活躍することができる社会(男女共同参画社会)」を目指して開催されるもので、”これから進学・就職を経験していく世代の女性のみなさんの、これからのキャリアパスの参考になるようなお話を・・・”というご依頼をいただいていました。

(実際には、広く市民向けに広報されたセミナーだったということもあり、参加者の多くが20代ではなく、30~40代の方だったので、内容が期待外れだと思われた方もいたかもしれません・・・涙)

わたしは、組織に属している・いないに関わらず、「自分の名前で働ける」人になるということを目標にしているので、ライフステージが変化していく中で、自分で自分の生き方・働き方をつくっていくには?というテーマに対して考えていること、実践してきたことを背伸びせずお話させていただきました。

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わたしのこれまでの人生には、キャリアに関するターニングポイントが3つあると思っています。

本業を持ちながら、Webマガジンの運営を始めたこと。
前職を辞めて、イギリスの大学院へ留学したこと。
帰国・転職して、会社員でありながらパラレルキャリア(※)を選んだこと。
※本業のほかに(収入を生む・生まないに関わらず)別の仕事や活動を持つこと

ということで、自分の経験から、
・パラレルキャリアの魅力と充実させるポイント
・留学をキャリアに生かすために実践したこと
・これまでの経験やスキルを活かして働く工夫

についてお話しました。

わたしのモットーは、「意思を持って流されること」で、「正解を選ぶのではなく、自分の選んだ道を正解にしていく」
ことをいつも考えながら小さな挑戦を積み重ねてきたので、そんなこともメッセージとして。

90分という決して短くない講演時間で、わたしが得意とするコミュニケーションの形(参加型のワークショップなど)ではなかったので、「この話、どれだけ響いているんだろう・・・」と不安に思いつつお話させていただいたのですが、アンケート結果では好意的な感想もいただいたので、少しだけホッとしました。

▼以下、アンケートでいただいた感想の一部です。

・同じことを思っている人が行動して活躍している姿を見て、私も動き出したいと思いました。
・シティズンシップ教育を子どもたちに学ばせたい。
・自分の生き方について考えるいい機会になった。
・次世代の生き方・働き方の指針となり、自分らしく働くヒントになる話だった。
などなど。

今回はこれまでの経験から考えたことを中心にお話したのですが、「現在の活動についてももっと聞きたかった」という声も頂戴したので、そこは反省点です。次回の機会に生かさないと。

本セミナーに登壇するにあたり、石岡市役所の皆さんがとても丁寧な対応をしてくださいました。本当にありがとうございました!
(わざわざ聴きに来てくれた学生時代の同級生・Sちゃんもありがとう!!)

【2016/02/21】Share Your Story #1「世界のどこでも自分らしく生きる」開催レポート

 
月1で開催しているストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」第1回目が無事終了しました!
今回のテーマが「世界のどこでも自分らしく生きる」だったので、海外で働くことに興味のある方や、「自分らしさ」について考えたいという方、いつもは出会わないような人たちと対話したいという方など、8名の参加者が集まりました。
参加者アンケートの結果、満足度100%(大変満足or満足)という結果でした!
 
▼Share Your Storyを始めた背景や想いについてはこちら。
http://miosaito.net/blog/1825.html
 

ゲスト・小林杏奈さんによるストーリーテリング

ゲストスピーカーは、小林杏奈さん。フランス留学や日本企業での勤務を経て、昨年秋までミラノ国際博覧会の日本館アテンダントとしてイタリアで働いていた女性です。
「海外で勉強したい、働きたい」という夢を実現するまでに、紆余曲折あった彼女ですが、工夫したり失敗したりを繰り返しながら自分らしいやり方を模索してきました。その中で感じた「自分らしく生きる」ための秘訣だと感じていることについて、等身大のストーリーをシェアしていただきました!
 
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杏奈さんが考える「自分らしく生きる」ための秘訣は、
①まわり道を楽しむ
②「言葉」を自分の味方にする
③好きなものはとことん続ける・本気を出す
④直感を信じる
の4つ。
 
特に「直感を信じる」ということについて、
 
直感は瞬時に表面化した経験値だと聞いたことがあります。つまり、経験を積むほど直感の精度が上がるということだから、失敗してもめげずに自分が本当にしたいことに取り組むのが大切だと思っています」
 
という杏奈さんの言葉に励まされた参加者の方も多かったようです。
 
ゲストスピーカーによるストーリーテリングのあとは、2つのグループに分かれて「共感したこと/驚いたこと/疑問に思ったこと」について気付きをシェア。杏奈さんへの質問も活発に出されました!
 
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対話「自分らしく生きるって、どういうこと?」

後半は、杏奈さんも交えた対話タイム。
「自分らしく生きる」という正解のないテーマについて、次の3つの問いを交えながら考えました。
 
● あなたにとって「自分らしい」とはどんな状態ですか?
● その「自分らしさ」が失われていると感じる時、その要因は何ですか?
● その要因とどのように向き合っていけば良いでしょうか?
 
ここで共有したのは、「人によって大切にしたい”自分らしさ”は異なる」、そして「”自分らしさ”は経験や環境によって変わることもある」という、一見当たり前だけど忘れがちなこと。
 
周りの意見に左右されない/自分の本当にやりたいことができている/適度なストレスがありつつリラックスしている/競争の中で、自分の成長を感じられる・・・など、「自分らしい」と思える状態は人それぞれであり、自分の中でも「自分らしさ」は変わっていくものだ、いうことが対話の中で挙げられました。
 
そのことを理解したうえで、お互いの異なる価値観を尊重し合うことと、”自分が作った自分らしさ”に縛られないこと、を大切にしたいね、という話にもなりました。
 
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また、「自分らしく生きられていないと感じるときに、どうするか?」という話題については、杏奈さんもお話してくださったように、「自分が頑張っても輝けない場所で悶々と悩むよりも、もっと自分が生かされる居場所を探すのも一つの方法」という話が転職経験者から挙がったり、「とにかく経験者の話を聞いてから、自分で結論を出す」「新しく目標を立ててみる」など、それぞれの経験から工夫してきたことがたくさん共有されました。
 

参加者の皆さんの気付き

最後に、参加者の方々がアンケートに書いてくださった「気付き」を匿名でいくつかご紹介させていただきます。
 
● 自分らしく生きるというのは何歳になっても考えるものなのだなと感じました。
 
● 「自分らしさ」について、ポジティブな意見とネガティブな意見を持っている人がいた。価値観は多様。
 
● 経験が多い程自分の引き出しが増え、人生も豊かになる。人に話せるだけの経験が積めた期間は、例え結果だけで判断すると今はマイナスに見える部分があったとしても、長い人生にとっては必ずプラスになっているはずだということ。
 
● 正解を選ぶより、選んだ道を正解にしていくということ。これは今までも何かを迷った時に自分に言い聞かせてきたことだったので、あらためてその言葉に接して、自分の決断を大切にし、これからのことを考えていきたいと思いました。
 
● みんな自分らしく生きるということと葛藤している最中だけれど、あきらめている人は一人もいないということです。
 
********************
 
Share Your Storyでは、今後もゲストの等身大のストーリーテリングをもとに、「正解のないテーマ」について対話する場をつくっていきます。次回開催は3/6(日)。テーマは「環境の変化をポジティブに捉える」です!ご参加をお待ちしています♪
 
▼Share Your Story #2「環境の変化をポジティブに捉える」詳細はこちら。
http://ptix.co/1PMghji
 

ストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」を毎月主宰します!

 
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Image via southernweddings.com
 
2016年2月から、「等身大のストーリーが、一歩を踏み出すチカラになる」をコンセプトにしたワークショップ「Share Your Story(シェア・ユア・ストーリー)」を毎月主宰します。
 
人はだれしも、その人にしか語れないストーリーを持っています。自分では「取るに足らない話」と思っていたとしても、それをシェアすることで、聴き手が大きな学びを得られたり、勇気づけられたりすることがあります。そして、そのストーリーから得た気付きを、今度は参加者同士でシェアすることで、共につながり、一歩踏み出すきっかけが生まれるかもしれません。
 
世紀の大発明をした!とか、前人未到の大記録を打ち立てた!といった話ではなくとも、一人ひとりの持つ等身大のストーリーには小さな変化を起こす力があります。それを丁寧に掬い取り、対話する場をつくり、ポジティブでゆるやかなつながりを紡いでいきたい、という想いでShare Your Storyをスタートさせました♪
 

「エンパワーメント」ってなんだろう?

 
わたしは、学生時代いわゆる「国際協力」に強い関心があり、国際NGOのユースメンバーとして活動したり、旧ユーゴスラビアの難民キャンプでボランティアしたり・・・と活動をしていましたが、「自分がどんなに意義のあることだと思っていても、それをただ熱く語るだけでは他者の共感は得られない」ということを学びました。
 
大学卒業後に入社した非営利組織では、青少年教育やボランティア研修のファシリテーションを担当していました。社会問題、国際課題の解決に貢献したい!という熱意を持った高校生や大学生をサポートする仕事は、彼らの成長が目に見えるのでやりがいはありましたが、”非日常的な”研修プログラムのあと、”日常”に戻ったあとも行動を継続することはなかなか難しいということも感じていました。
 
「何か行動を起こしたい」という思いはあっても、”社会”や”世界”が抱える問題はあまりに大きすぎて、国連職員にでもならないとその解決に貢献できないのではないかと無力感を持ってしまったり(それでも内定は取らないといけないから就職活動を始めて、途中で自分を見失ってしまったり)。「自らアクションを起こせるように、その人をエンパワーメント(empowerment=力づけ)すること」のやりがいと難しさを、仕事を通じて痛感する日々。
 
そのうちに、「一部のエリート層だけが頑張る国際協力や、寄付やボランティアのような社会貢献活動とは違う、ごく普通の私たちが日常生活の中で取り組めるソーシャルアクションのあり方を考えたい」という思いが大きくなり、本業の傍らエシカルWebマガジンの運営もするようになりました。「かわいそう」ではなく「かわいい」という切り口で、おしゃれが好きな20-30代女性の心に響く情報発信を―という軸が明確だったことと、当時少しずつ「エシカル」という言葉の認知度が高まっていたことから、学生時代の「国際協力」よりもはるかに共感を得られているという手ごたえがありました。
 
一方で、「エシカル」や「ソーシャルグッド」という言葉”だけ”を強調してしまうと、それらが特別なものとしてカテゴライズされてしまったり、購買行動そのものが目的化してしまいかねない・・・という側面もあるな、ということも感じていました。
 
「わたし」なりの価値観や判断基準がないと、「エシカルと謳われているから」という理由だけで「いいもの」と思ってしまうかもしれない。逆に、その「いいもの」を選ばないことを、後ろめたく感じることもあるかもしれない。つまり、結局のところ「わたしのエシカル哲学」がないと、ソーシャルアクションとして持続性がないのではないか?と考えるようになったのでした。
 
このように、学生時代の国際協力活動、卒業後の青少年育成の仕事、そしてエシカルWebマガジン運営という個人活動を通じて、「『できる人はできる』”社会貢献”ではなく、一般市民のそれぞれの立ち位置を出発点にした”社会参加”や”社会変革”には、どのようなエンパワーメントが必要なのだろう?」という自分の問題意識・テーマが明確になっていきました。
 
さまざまなセミナーや研修に参加したり、ヒントになるそうな書籍を読んだりして勉強していくうちに、市民の積極的な社会参加を促す「シティズンシップ教育」というものを知りました。きちんと体系的・学術的に研究したいと思ったため、大好きだった職場を辞めてイギリスのヨーク大学修士課程に留学し、シティズンシップ教育やアクティブ・ラーニングについて研究しました。
帰国後は、地域活動や社会起業を支援する民間企業に転職をし、ワークショップの企画・運営などを担当しています。
 

「わたし(I)」を主語に語ること

ここまで研究や実践を重ねてきたなかで、そもそも「社会参加」のベースとして必要だとわたしが感じているのは、
 
● 「自分はかけがいのないユニークな存在だ」という自己受容・自己肯定意識
● 「自分にも社会に参加する・より良くするために行動する権利がある」という市民としての権利意識
 
です。そういった意識を持つための第一歩として、わたしがこれから広く伝えていきたいなと思うのは、
 
● 「社会」や「世界」の前に、「わたし(I)」を主語にした哲学、ミッションを語れること
 (世の中的に~すべき(should)ではなく、わたしが~したい(like, want)という価値観にまずは自分で気付くこと)
の大切さです。ここで言う「語れる」とは、自分でミッションを自覚していて、かつ、それを聴いてもらえる安全な環境がある、という意味です。
 
また、「わたし」が不在のまま「社会変革」を訴えても、最初は正義感や責任感に突き動かされて動けるけれど、決して持続はしないし、他者の共感を得るのは難しい(結果的に、根本的な変化は起こせない)。
 
これまでわたしは、「社会参加や社会変革を促すための、外側からのエンパワーメント」という視点で考えていました。
でも今は、
「社会との繋がりの中で培われた自分の価値に気付くための、内側からのエンパワーメント」に関心を持っています。特に、次のようなアプローチに注目して学んでいるところです。
 
● ナラティブ・アプローチ:自分の人生を丁寧に振り返り、過去の経験や価値観に意味づけをしていく。
● アサーティブ・コミュニケーション:相手のことも尊重したうえで、自分の思いや問題意識を伝える。
● 対話的アプローチ:口にした想いを、安全な環境での対話を通じて受け止め合い、共感を分かち合う。
 
そこで、これを実践するわたしなりの一つの試みとして、
 
● 次のステージに進もうとしている人と向き合い、ライフストーリーの編集・意味づけをする
● ゲストスピーカーに、等身大のストーリーを話してもらう(ストーリーテリング)
● ゲストのストーリーを元に設定したテーマに沿って、参加者同士でストーリーを語り合う
 
という個人セッションと、シンプルな少人数制ワークショップを始めることにしました。
 

ライフストーリーの編集から対話まで

 
このShare Your Storyの取り組みを通じて、次の3つの場面で「エンパワーメント」というテーマに向き合いたいな、と思っています。
 
① 主宰者(わたし)⇔ ゲストスピーカー「対話を通じて思いを整理する」
Share Your Storyの特徴は、「すでに成功した有名人」ではなく、「試行錯誤しながら自分の道を見つけようとしている、身近な人」をゲストスピーカーとして呼ぶこと。そのため、わたしからお声掛けする段階では「自分の経験はとるに足らない(人前で語るほどでもない)」と思っている人が多いです。
 
でも、「一人ひとり素敵なストーリーや想いを持っているのに、それを発信しないのはもったいない!」とわたしは思うのです。だからこそ、まずわたしがゲストスピーカーの話を1対1の個人セッションでじっくり聴き、その思いを「人に伝わる」形で整理するお手伝いをしています(わたしはこれを、「ライフストーリーの編集」と言っています)。
 
自分のストーリー(人生)の”意味づけ”ができると、自分のミッションや大切にしてきた(したい)価値観に気付くことができます。「忘れていたけれど、あの経験が自分の原点だ!」と自分の過去を新しい視点で振り返ることができたり、「そうだ、わたしはこういうことがしたかったんだ!」とポジティブに未来を描けるエネルギーが湧いてくる。これは、聴き手のわたしが「与える」ものではなく、その人の「内側からのエンパワーメント」です。
 
わたし自身、小さいころから何をするにも人よりワンテンポ遅かったり(笑)、これといった取柄もなくずっと自信が持てずにいましたが(今でも、根はネガティブな方です・・・)、何か問題意識が芽生えるごとに自分の人生を振り返ったり、ありがたいことにインタビューや講演などで自分の想いや活動について伝える機会が増えたりしたことで、少しずつですが次のステップを見出すことができてきた、と感じています。わたしにとって、ライフストーリーを何度も振り返り、そのたびに編集していく、という作業はとても有効だったようです。
 
② ゲストスピーカー ⇔ 参加者「等身大のストーリーを語る」
主宰者であるわたしとの1対1の対話を通じて、ある程度自分の思いが整理されたところで、あらためて「参加者の皆さんに問いかけたいこと/伝えたいメッセージ」をゲストの方自身に考えてもらい、相談に乗りながら当日のプレゼン内容を作っていきます。
 
その時にお伝えしているのが、「どこかで聞いたような綺麗なメッセージよりも、うまくまとまっていなくてもいいから等身大の言葉で話してください」ということです。”自分とは別の世界に住むスゴイ人”の話からも刺激は受けられるけれど、「それならわたしもできるかも」と一歩を踏み出すきっかけをつくるには、”自分と同じような課題を抱えていて、それを乗り越えるために試行錯誤している(実際に動いている)身近な人”のストーリーを共有することが有効だとわたしは思うからです。また、参加者の方々からのフィードバックによって、ゲストスピーカーの方も「自分のストーリーのこういう部分が共感を呼ぶんだな」ということに気付くことが多いようです:)
 
自分から積極的に「わたしの話を聞いて!」と講演会などの機会をセッティングするのはハードルが高いと思うので、「ゲストスピーカーとして呼ばれたから」ということを”言い訳”として、今後の活動の足掛かりにしてもらえたらいいなとわたしは考えています。
 
③ 参加者 ⇔ 参加者「異なる他者との対話から気付きを得る」
Share Your Storyは、「講演会」ではありません。あくまでも、ゲストスピーカーが提供してくれる思いやエピソードにもとづいて、参加者同士で気付きを共有し、「対話」を通じてそれぞれのストーリーを語り合う場です。
 
まずゲストスピーカーのお話を聴いて、共感したこと・驚いたこと・疑問に思ったことを共有すると、対象が同じ話でも人によって感じることが違うことに気付きます。それを理解したうえで、今度はテーマに沿った参加者一人ひとりのストーリーを語り合うことで、お互いの価値観や視点の違いを楽しみながら対話することができると考えています。
 
普段の生活では、学校や職場など、価値観や状況が似ている人と話すことは多いかもしれません。Share Your Storyのワークショップでは、世代もジェンダーもバックグラウンドも異なる参加者同士が少人数で対話することで、いつもとは違う気付きをそれぞれが持ち帰れるよう、ファシリテーション含め、場の設計をしています。

毎月開催。ぜひご参加ください!

・・・と、久々に新しい取り組みを始めるということで、長々と書いてしまいました!
 
こんな思いのもと、毎月Share Your Storyのワークショップを開催していく予定ですので、ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです。
Peatixのグループページ(http://peatix.com/group/33381)に参加してもらえれば、イベント開催情報が更新されると通知を受けられるので、ご興味のある方はぜひ:)
 
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(写真:Share Your Story #1の対話風景)
 
ちなみに現時点で2~4月の日程が決まっていますので、ご都合つく方はお申込みをお願いします♪
 
#1「世界のどこでも自分らしく生きる」(2/21開催)http://peatix.com/event/148450
 
#2「環境の変化をポジティブに捉える」(3/6開催)http://peatix.com/event/149385
 
#3「出会いを活かして夢に近付く(仮)」(4/2開催)http://peatix.com/event/155746
 
イベントレポートはブログにアップしていきますので、お楽しみに!