photo_3

【2016/03/06】Share Your Story #2「環境の変化をポジティブに捉える」開催レポート

 
月1で開催しているストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」、第2回目が無事に終わりました!
今回は、電子書籍と紙の書籍のハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」様よりご協賛いただきました★ありがとうございます!
 
▼Share Your Storyを始めた背景や想いについてはこちら。
http://miosaito.net/blog/1825.html
 
さて、今回のテーマは「環境の変化をポジティブに捉える」。ゲストにお迎えしたのは、2012年から自身のキャリアプランや生き方を考えるイベント「Connect!」を主宰している栗林真由美さん。2014年に第一子を出産され、産休直前に以前より興味があったアニバーサリープランナーの資格を取得し、育休中には育休プチMBA、ママのためのプロボノ「ママボノ」など興味のあるプログラムに多く参加するなど、環境が変化する中でも行動し続けることでご自身の可能性を広げてきました。現在は元の職場に復帰してちょうど1年が経とうとしているところ。
 
photo_1
 
最初の企画段階では、「産休・育休をどう有意義に過ごすか」といったテーマでお話していただこうかな、と考えていたのですが、打ち合わせの段階で真由美さんのお話を聴いていて、「女性の出産に限らず、人それぞれ経験している環境の変化について対話する場にしたいな」と思ったので、最終的に「環境の変化をポジティブに捉える」というテーマ設定にしました。
 

ゲスト・栗林真由美さんによるストーリーテリング

以下、真由美さんが話してくださったお話のエッセンスです。
 
相手と真っ向からぶつかる経験
 ・お互いやりたいことを尊重するためにパートナーととことん話し合う。
 
評価=会社はもう古い?!
 ・会社の評価だけ(=一輪車)よりも、社外でも様々な活動の場(=自転車や自動車)を持つ方が、遠くまで行けるし、可能性が広がる。
 
子どもができて自由になった?!
 ・産休に入ったばかりの頃は、社会から断絶されたようで孤独な気持ちを抱えていた。
 ・子どもがいると、睡眠や食事の時間を削られるのは確か。でも、子どもは最強のサポーター。子どもがいるからこそ、自分のやりたいことに挑戦して背中を見せようと思える。
 
ロールモデルなんていらない
 ・ロールモデルを見つけた、と思っても、その人の状況もいつ変わるかわからない。1人のロールモデルを探すよりも、たくさんの人の良いパーツから学び、自分が心から納得できる選択をした方がいい。
 
タイムマネジメントよりも大事なこと
 ・あれもこれも…と詰め込むよりも、心の声を聴き、本当にやりたいことだけに集中する。
 ・全部自分でやろうとしない。子育てはチーム!夫のヘルプや家事代行サービスを利用してもいい。
 
挑戦のススメ
 ・挑戦=dots(点)を作ること。全ての点はいつかつながるから、長い目で見たら失敗なんてない。
 ・点は、直感で選ぶ。何かしらのひっかかりがあれば、それは興味があるということ。
 
How to study
 ・紙とペンを持って机に向かったり、資格を取ったりすることだけが勉強じゃない。今ある環境で最大限に学ぶ方法を考える。
 ・ママ友とのLINEのやり取り一つとっても「気遣いできる人だな」など学べることはたくさんある。
 
photo_2
 
真由美さんによるストーリーテリングのあとは、参加者の共感/驚き/疑問をシェアしました。
 
「真由美さんは意思が明確だけれど、飄々とした雰囲気がある。しなやかにいられるコツは?」という質問に対して、「それはたぶん、たくさん行動して、失敗の場数を踏んできた自負があるから。思い返せば、母親からは『あなたは凡人なんだから人の2~3倍努力しなさい』と言われてきたし、陸上部時代は顧問から『二流でも頑張れば超二流になって、一流の人たちと互角に戦える』と言われた。自分は基本的に“普通の人”だからこそ、失敗したっていい、挑戦し続けるしかない、という気持ちが根底にあるのかも」と話してくださいました!
 

対話「それぞれが経験した環境の変化から学べること」

後半は、ゲストスピーカーの真由美さんも交えてアイスブレイク&対話タイム。
参加者一人ひとりのエピソードが聴きたい!ということで、いくつかの質問を投げかけながら進めました。
 
photo_3
 
皆さんが直近で経験した環境の変化は何ですか?
 出産/転職/社外コミュニティへの参加/パートナーとの距離 など
 
時間の使い方はどう変わりましたか?
 子どもが第一、自分のことは隙間時間で/社外活動に参加するため残業を減らす意識/一人の時間増やした など
  
人との関わり方はどう変わりましたか?
 子どもといることで、これまで関わりがなかった層との接点が増えた/古くからの友人よりも新しい人と過ごす時間を増やしている/人はみかけによらない。選り好みしないようになった など
 
難しいなぁと感じていること、逆にチャンスかもと思うことは何ですか?

 新しいことを勉強したい、でも自信がない/育児に対する世間のネガティブなイメージを払拭するのが難しいけれど、逆に自分たちがロールモデルとして楽しさを伝えていけるかも/優先順位の付け方 など
 
その変化は、何を学ぶためのステージだと思いますか?
 自分が本当にやりたいことを見つける/40代になる前に、自分の経験を増やす/柔軟性を学ぶ など
 
・・・主宰者の想像を超えて、皆さん様々なことを「環境の変化」として自覚していることがわかり、少しずつエピソードをお聞きしただけでも大変面白かったです!参加者同士で共感し合う部分も多くあったようで、それぞれの状況は違えど、共通テーマで対話を広げることができました。
 

参加者の皆さんの感想

アンケートの結果、参加者全員から「とても満足」という回答をいただきました!アンケートでいただいたコメントをいくつかご紹介します。
 
● 現在の自分自身の置かれた環境は、なにを学ぶフェーズなのかという事を整理できたことは大きな収穫でした。
 
● 仕事の話で悩みや解決策(ヒント)を得る事が出来ました。
 
● (印象に残ったのは)素直に仕事や私生活で普段考えている事を共有できた事。 みんな同じところで悩んでる。
 
● 難しく考えずに肩の力を抜いて話せる雰囲気が良かったです。産休育休といった括りではなく、「環境の変化」というテーマで様々なバックグラウンドを持つ方々のお話が聞けたのが面白かったです。
 
● 初めて会った人同士でも共感できることがたくさんあって深く話すことができ、議論でも雑談でもない、対話の魅力に気が付きました。じっくり対話するようなイベントが初めてで緊張していたのですが、項目ごとにポストイットに意見を書く、自己紹介の仕方の誘導などの工夫で話がしやすくとても良かったです。
 
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!!
 

次回の開催予告

Share Your Storyでは、今後もゲストの等身大のストーリーテリングをもとに、「正解のないテーマ」について対話する場をつくっていきます。次回(#3)は、「出会いを活かして夢に近付く」(仮)というテーマで、4月2日(土)14-17時に開催!来週からPeatixでお申込みを開始します。
 
Peatixのグループページ(http://peatix.com/group/33381)に参加してもらえれば、イベント開催情報が更新されると通知を受けられるので、ご興味のある方はぜひ:)