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【DEAR連載①】国際NGO、赤十字、そして大学院留学へ(2014年8月号)

 
DEAR(開発教育協会)の会報誌「DEARニュース」で、隔月の連載記事を持たせていただくことになりました!
タイトルは、【ヨーク大学院留学記〜イギリスに学ぶ地球市民教育〜】
本来、DEAR会員限定の出版物なのですが、発行後に許可を得たうえでこのブログでも寄稿記事をご紹介します。
 
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photo by DEAR Facebook Page

 
■第1回 国際NGO、赤十字、そして大学院留学へ
 
はじめまして!今月号から、5回にわたって連載記事を持つことになりました、齋藤実央です。今年9月から英国・ヨーク大学の修士課程にて、「地球市民教育(Global Citizenship Education)」を研究します。この連載では、大学院での勉強やヨークでの生活について書いていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
 
私は大学生の時、セルビア共和国の難民キャンプで子どもの世話をするボランティアをしたり、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンという国際NGOのユースメンバーとして「子どもの権利」について同世代に啓発する活動をしたりと、国際貢献に強い関心を持って4年間を過ごしました。
 
大学卒業後、日本赤十字社に入社。高校生や大学生を対象とした国際交流プログラムの企画・運営などを担当するうちに、グローバル/ローカルな課題解決に貢献できる若者を育てる教育手法についてもっと勉強したいと思うようになり、DEARなど他団体の研修に参加するようになりました。その中で出会ったのが、「地球市民教育」だったのです。
 
地球市民教育とは、「地球規模の課題の解決のために自ら行動できる市民を育てる参加型学習」のこと。グローバリゼーションと相互依存、持続可能な開発などをテーマとし、クリティカル・シンキングやディスカッションなどのスキルを身に付けながら、多様性への理解やアイデンティティ、自己肯定意識を育むことを目標にしています。
 
私はこれまで、「より良い社会をつくりたい」という志がありながらも、地球規模の課題の大きさ、複雑さを前に自信を喪失してしまう若者を多く見てきました。だからこそ、地球市民教育をヒントに、「グローバルな視点で『外の世界』と関わりながら『内の世界』とも向き合い、自分自身の役割や存在意義を見出せる」人材育成・キャリア教育のあり方を探りたいと思い、退職・留学を決意しました。
 
初めての留学なので不安もありますが、納得のいく1年間を過ごせるよう頑張ります!
 
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★わたしが大学院で勉強する「地球市民教育」についてはこちらの記事も併せて読んでみてください。
 
★DEAR(開発教育協会)入会のご案内はこちらのページから。