├出会い・想い・学び

ストーリーテリングと対話のワークショップ「Share Your Story」を毎月主宰します!

 
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2016年2月から、「等身大のストーリーが、一歩を踏み出すチカラになる」をコンセプトにしたワークショップ「Share Your Story(シェア・ユア・ストーリー)」を毎月主宰します。
 
人はだれしも、その人にしか語れないストーリーを持っています。自分では「取るに足らない話」と思っていたとしても、それをシェアすることで、聴き手が大きな学びを得られたり、勇気づけられたりすることがあります。そして、そのストーリーから得た気付きを、今度は参加者同士でシェアすることで、共につながり、一歩踏み出すきっかけが生まれるかもしれません。
 
世紀の大発明をした!とか、前人未到の大記録を打ち立てた!といった話ではなくとも、一人ひとりの持つ等身大のストーリーには小さな変化を起こす力があります。それを丁寧に掬い取り、対話する場をつくり、ポジティブでゆるやかなつながりを紡いでいきたい、という想いでShare Your Storyをスタートさせました♪
 

「エンパワーメント」ってなんだろう?

 
わたしは、学生時代いわゆる「国際協力」に強い関心があり、国際NGOのユースメンバーとして活動したり、旧ユーゴスラビアの難民キャンプでボランティアしたり・・・と活動をしていましたが、「自分がどんなに意義のあることだと思っていても、それをただ熱く語るだけでは他者の共感は得られない」ということを学びました。
 
大学卒業後に入社した非営利組織では、青少年教育やボランティア研修のファシリテーションを担当していました。社会問題、国際課題の解決に貢献したい!という熱意を持った高校生や大学生をサポートする仕事は、彼らの成長が目に見えるのでやりがいはありましたが、”非日常的な”研修プログラムのあと、”日常”に戻ったあとも行動を継続することはなかなか難しいということも感じていました。
 
「何か行動を起こしたい」という思いはあっても、”社会”や”世界”が抱える問題はあまりに大きすぎて、国連職員にでもならないとその解決に貢献できないのではないかと無力感を持ってしまったり(それでも内定は取らないといけないから就職活動を始めて、途中で自分を見失ってしまったり)。「自らアクションを起こせるように、その人をエンパワーメント(empowerment=力づけ)すること」のやりがいと難しさを、仕事を通じて痛感する日々。
 
そのうちに、「一部のエリート層だけが頑張る国際協力や、寄付やボランティアのような社会貢献活動とは違う、ごく普通の私たちが日常生活の中で取り組めるソーシャルアクションのあり方を考えたい」という思いが大きくなり、本業の傍らエシカルWebマガジンの運営もするようになりました。「かわいそう」ではなく「かわいい」という切り口で、おしゃれが好きな20-30代女性の心に響く情報発信を―という軸が明確だったことと、当時少しずつ「エシカル」という言葉の認知度が高まっていたことから、学生時代の「国際協力」よりもはるかに共感を得られているという手ごたえがありました。
 
一方で、「エシカル」や「ソーシャルグッド」という言葉”だけ”を強調してしまうと、それらが特別なものとしてカテゴライズされてしまったり、購買行動そのものが目的化してしまいかねない・・・という側面もあるな、ということも感じていました。
 
「わたし」なりの価値観や判断基準がないと、「エシカルと謳われているから」という理由だけで「いいもの」と思ってしまうかもしれない。逆に、その「いいもの」を選ばないことを、後ろめたく感じることもあるかもしれない。つまり、結局のところ「わたしのエシカル哲学」がないと、ソーシャルアクションとして持続性がないのではないか?と考えるようになったのでした。
 
このように、学生時代の国際協力活動、卒業後の青少年育成の仕事、そしてエシカルWebマガジン運営という個人活動を通じて、「『できる人はできる』”社会貢献”ではなく、一般市民のそれぞれの立ち位置を出発点にした”社会参加”や”社会変革”には、どのようなエンパワーメントが必要なのだろう?」という自分の問題意識・テーマが明確になっていきました。
 
さまざまなセミナーや研修に参加したり、ヒントになるそうな書籍を読んだりして勉強していくうちに、市民の積極的な社会参加を促す「シティズンシップ教育」というものを知りました。きちんと体系的・学術的に研究したいと思ったため、大好きだった職場を辞めてイギリスのヨーク大学修士課程に留学し、シティズンシップ教育やアクティブ・ラーニングについて研究しました。
帰国後は、地域活動や社会起業を支援する民間企業に転職をし、ワークショップの企画・運営などを担当しています。
 

「わたし(I)」を主語に語ること

ここまで研究や実践を重ねてきたなかで、そもそも「社会参加」のベースとして必要だとわたしが感じているのは、
 
● 「自分はかけがいのないユニークな存在だ」という自己受容・自己肯定意識
● 「自分にも社会に参加する・より良くするために行動する権利がある」という市民としての権利意識
 
です。そういった意識を持つための第一歩として、わたしがこれから広く伝えていきたいなと思うのは、
 
● 「社会」や「世界」の前に、「わたし(I)」を主語にした哲学、ミッションを語れること
 (世の中的に~すべき(should)ではなく、わたしが~したい(like, want)という価値観にまずは自分で気付くこと)
の大切さです。ここで言う「語れる」とは、自分でミッションを自覚していて、かつ、それを聴いてもらえる安全な環境がある、という意味です。
 
また、「わたし」が不在のまま「社会変革」を訴えても、最初は正義感や責任感に突き動かされて動けるけれど、決して持続はしないし、他者の共感を得るのは難しい(結果的に、根本的な変化は起こせない)。
 
これまでわたしは、「社会参加や社会変革を促すための、外側からのエンパワーメント」という視点で考えていました。
でも今は、
「社会との繋がりの中で培われた自分の価値に気付くための、内側からのエンパワーメント」に関心を持っています。特に、次のようなアプローチに注目して学んでいるところです。
 
● ナラティブ・アプローチ:自分の人生を丁寧に振り返り、過去の経験や価値観に意味づけをしていく。
● アサーティブ・コミュニケーション:相手のことも尊重したうえで、自分の思いや問題意識を伝える。
● 対話的アプローチ:口にした想いを、安全な環境での対話を通じて受け止め合い、共感を分かち合う。
 
そこで、これを実践するわたしなりの一つの試みとして、
 
● 次のステージに進もうとしている人と向き合い、ライフストーリーの編集・意味づけをする
● ゲストスピーカーに、等身大のストーリーを話してもらう(ストーリーテリング)
● ゲストのストーリーを元に設定したテーマに沿って、参加者同士でストーリーを語り合う
 
という個人セッションと、シンプルな少人数制ワークショップを始めることにしました。
 

ライフストーリーの編集から対話まで

 
このShare Your Storyの取り組みを通じて、次の3つの場面で「エンパワーメント」というテーマに向き合いたいな、と思っています。
 
① 主宰者(わたし)⇔ ゲストスピーカー「対話を通じて思いを整理する」
Share Your Storyの特徴は、「すでに成功した有名人」ではなく、「試行錯誤しながら自分の道を見つけようとしている、身近な人」をゲストスピーカーとして呼ぶこと。そのため、わたしからお声掛けする段階では「自分の経験はとるに足らない(人前で語るほどでもない)」と思っている人が多いです。
 
でも、「一人ひとり素敵なストーリーや想いを持っているのに、それを発信しないのはもったいない!」とわたしは思うのです。だからこそ、まずわたしがゲストスピーカーの話を1対1の個人セッションでじっくり聴き、その思いを「人に伝わる」形で整理するお手伝いをしています(わたしはこれを、「ライフストーリーの編集」と言っています)。
 
自分のストーリー(人生)の”意味づけ”ができると、自分のミッションや大切にしてきた(したい)価値観に気付くことができます。「忘れていたけれど、あの経験が自分の原点だ!」と自分の過去を新しい視点で振り返ることができたり、「そうだ、わたしはこういうことがしたかったんだ!」とポジティブに未来を描けるエネルギーが湧いてくる。これは、聴き手のわたしが「与える」ものではなく、その人の「内側からのエンパワーメント」です。
 
わたし自身、小さいころから何をするにも人よりワンテンポ遅かったり(笑)、これといった取柄もなくずっと自信が持てずにいましたが(今でも、根はネガティブな方です・・・)、何か問題意識が芽生えるごとに自分の人生を振り返ったり、ありがたいことにインタビューや講演などで自分の想いや活動について伝える機会が増えたりしたことで、少しずつですが次のステップを見出すことができてきた、と感じています。わたしにとって、ライフストーリーを何度も振り返り、そのたびに編集していく、という作業はとても有効だったようです。
 
② ゲストスピーカー ⇔ 参加者「等身大のストーリーを語る」
主宰者であるわたしとの1対1の対話を通じて、ある程度自分の思いが整理されたところで、あらためて「参加者の皆さんに問いかけたいこと/伝えたいメッセージ」をゲストの方自身に考えてもらい、相談に乗りながら当日のプレゼン内容を作っていきます。
 
その時にお伝えしているのが、「どこかで聞いたような綺麗なメッセージよりも、うまくまとまっていなくてもいいから等身大の言葉で話してください」ということです。”自分とは別の世界に住むスゴイ人”の話からも刺激は受けられるけれど、「それならわたしもできるかも」と一歩を踏み出すきっかけをつくるには、”自分と同じような課題を抱えていて、それを乗り越えるために試行錯誤している(実際に動いている)身近な人”のストーリーを共有することが有効だとわたしは思うからです。また、参加者の方々からのフィードバックによって、ゲストスピーカーの方も「自分のストーリーのこういう部分が共感を呼ぶんだな」ということに気付くことが多いようです:)
 
自分から積極的に「わたしの話を聞いて!」と講演会などの機会をセッティングするのはハードルが高いと思うので、「ゲストスピーカーとして呼ばれたから」ということを”言い訳”として、今後の活動の足掛かりにしてもらえたらいいなとわたしは考えています。
 
③ 参加者 ⇔ 参加者「異なる他者との対話から気付きを得る」
Share Your Storyは、「講演会」ではありません。あくまでも、ゲストスピーカーが提供してくれる思いやエピソードにもとづいて、参加者同士で気付きを共有し、「対話」を通じてそれぞれのストーリーを語り合う場です。
 
まずゲストスピーカーのお話を聴いて、共感したこと・驚いたこと・疑問に思ったことを共有すると、対象が同じ話でも人によって感じることが違うことに気付きます。それを理解したうえで、今度はテーマに沿った参加者一人ひとりのストーリーを語り合うことで、お互いの価値観や視点の違いを楽しみながら対話することができると考えています。
 
普段の生活では、学校や職場など、価値観や状況が似ている人と話すことは多いかもしれません。Share Your Storyのワークショップでは、世代もジェンダーもバックグラウンドも異なる参加者同士が少人数で対話することで、いつもとは違う気付きをそれぞれが持ち帰れるよう、ファシリテーション含め、場の設計をしています。

毎月開催。ぜひご参加ください!

・・・と、久々に新しい取り組みを始めるということで、長々と書いてしまいました!
 
こんな思いのもと、毎月Share Your Storyのワークショップを開催していく予定ですので、ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです。
Peatixのグループページ(http://peatix.com/group/33381)に参加してもらえれば、イベント開催情報が更新されると通知を受けられるので、ご興味のある方はぜひ:)
 
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(写真:Share Your Story #1の対話風景)
 
ちなみに現時点で2~4月の日程が決まっていますので、ご都合つく方はお申込みをお願いします♪
 
#1「世界のどこでも自分らしく生きる」(2/21開催)http://peatix.com/event/148450
 
#2「環境の変化をポジティブに捉える」(3/6開催)http://peatix.com/event/149385
 
#3「出会いを活かして夢に近付く(仮)」(4/2開催)http://peatix.com/event/155746
 
イベントレポートはブログにアップしていきますので、お楽しみに!
 

2015年:住む国も仕事も恋人も変わった怒涛の一年でした!

 
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早いもので、年末ですね!
わたしは本日12月30日に(一応)仕事納めを迎えました。お正月三ヶ日はゆっくり過ごしたいな〜。
 
さて、今年は本当に本当にいろいろあった年で(去年も同じこと言ってたかな?w)、特に後半3ヶ月は、タイトルにあるようにジェットコースターのようなめまぐるしさでした。来年は、もう少し平穏な日々をお願いいたします>神さま
 
***
 
1〜9月は、昨年7月から引き続き、イギリス・ヨーク大学修士課程に在籍。8月に提出した修士論文が優秀論文に選ばれ、11月に無事、シティズンシップ教育の修士号を取得することができました。
 
☆留学中のブログ記事には、「イギリス大学院留学」のタグをつけてあります!
 
本題。帰国後が怒涛でした。
 
まず9月中旬に、イギリス、スペイン、カタールに住む友人を訪ねながら日本に帰国して、そのあとすぐ、9年間お付き合いしていた人とお別れしました(詳細割愛~!w)。
 
そんなわけで9月後半は、泣いたり怒ったり飲んだり騒いだり踏んだり蹴ったりで忙しかったんですけれども、(LINEやら電話やら飲み会やらドライブやらに付き合ってくれた友人たちに感謝感謝感謝)
 
10月から参画する新しい職場がすでに決まっていたので(まだイギリスで修士論文を書いていた7月にスカイプ面接をし、入社することになりました)、心機一転!!という感じで新しい生活がスタート。
 
(あ。同時期に今のパートナーと出会い、楽しく穏やかに過ごしています^^
恋はタイミング・フィーリング・ハプニングってほんとだ!人生、いつが何があるかわからない!笑)

 
また、会社の仕事とは別に、大学でのゲスト講義や各種イベント登壇など、個人でのお仕事も積極的にさせていただいています。来年は、こちらの幅も増やしていきたいと思っているので(ワークショップ企画も再開します)、何か機会があればぜひお声掛けください!現状、会社員だけど週末フリーランス、のような感じです。
 
☆これまでの主な活動実績はこちらです。
 
***
 
「実央、帰国してから何してるの?」と友人たちからよく聞かれるのですが、こんな感じで本当にめまぐるしい生活を送っていました(特に後半3ヶ月が変化に富みすぎていたので、イギリスでの9ヶ月の記憶が薄れそうになるw)。
 
来年はもう少し、(プライベートは)平穏でありますようにと願いつつ、お仕事では新しいものをどんどん生み出したいと思っています。「いずれは自分の名前で仕事できるようになる」という目標に向けて、新しい働き方を試していけたら。2016年、皆さんにとっても笑顔と希望あふれる一年となりますように♥
 

【2015/10/08】法政大学 経営学部 長岡ゼミでゲスト講師を務めました

 
先月の東大ハラケンゼミに続き、法政大学 経営学部 長岡ゼミにもゲスト講師としてお呼びいただきました^^
長岡ゼミは「”ソーシャルデザイン”をベースに各自がもつ問題意識を見つける&深めていくゼミ」だそう。
リンク:長岡研究室ウェブサイト
 
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最初は、声を掛けてくれた学生さんから「シティズンシップ教育について聞きたい!」というリクエストをもらっていたのですが、事前打ち合わせの段階で、ゼミ生の興味・関心が結構幅広いと聞いたので、
 
“国連職員を目指していたわたしが、なぜ「まちづくり」「対話」に携わるのか?”
という、よくある新書みたいな(笑)タイトルで、ここ10年間(18歳~もうすぐ28歳)で移り変わってきたわたしの問題意識や選択について40分ほどお話させていただくことに。
 
ちょうど、前職を退職→イギリス大学院留学→転職 のタイミングで(プライベートのごたつきもあり笑)、人生の第二ステージが始まったなぁという感じがしている今日この頃だったので、わたし自身にとっても考えを整理する良い機会となりました。
 
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♥カトリックの中学・高校に通っていたわたしの「途上国支援に携わりたい」と漠然とした憧れ。
 
♥セルビアの難民キャンプでボランティアをし、抱いた無力感と不信感。
 
♥国際NGOのユースボランティアとして活動する中でふくらんできた「社会貢献」「国際協力」への違和感。
 
♥運命的に出会ったソーシャルベンチャーのインターンをクビになった苦い経験。
 
♥非営利組織の経営を内側から学びたい、と就職した赤十字でのやりがいとジレンマ。
 
♥青少年対象のグローバル教育プログラムを担当していて感じた「エンパワーメント」の難しさ。
 
♥周りを巻き込むフックを模索し、「かわいい×ソーシャルアクション」というテーマで始めたエシカルWebマガジン。
 
♥行動そのものが目的化してしまいかねない、「エシカル」「ソーシャルグッド」の落とし穴。
 
♥本業×マイプロジェクト、というパラレルキャリアの始まり。
 
♥働きながら勉強を続ける中で出会った、イギリスのシティズンシップ教育。
 
♥「社会貢献」、「ソーシャルアクション」を経てわかった、「市民の社会参加」の意義と課題。
 
♥「地域コミュニティでの対話を通じて、いきいきと社会参加できる人を増やしたい」と考えるようになったわたしが、導かれるようにしてジョインした新しいお仕事。
 
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と、いろいろ悩んで、行動して、気付きを得て、また違うもやもやが生まれて、新たなチャレンジをして・・・あちこち動き回ってたまに人生の迷子(笑)になるわたしが、いま、ここにいる理由。みたいなものをざーっとお話しました。
(このどれかの要素が、ゼミ生の皆さんの心に引っかかるかもしれないなぁと思い!)
 
わたしの話だけするのも面白くないので、最後に(あまり時間を取れなかったけれど)、「過去に、強い想い(憧れややる気、問題意識)があったけれど、期待どおりにならなかった経験はありますか?そのあと、どんな行動を取りましたか?」というテーマで、3人1組で経験をシェアしてもらうことに。ワークショップ慣れしてしまっている?ゼミだったので、シンプルにお互いの話をしてもらいました。
 
よくある就職試験の面接みたいに「困難な経験をどう乗り越えましたか?」みたいな武勇伝ではなく、「もやもやとしてしまった経験」について語る、という場があってもいいのかなぁと。わたしも、うまく乗り越えられなくて、見なかったふりをしたり、逃げたり、信頼を失ったり、正当化したり・・・ということはたくさんあったので。
 
何か選択をした時点では「正解」だと思えなくても、そのあとの行動の積み重ねで「結果オーライ」になればいい!
(そんなことを、以前ブログに書いて、今でもよく読まれているみたいです→「正しい道を選ぶのではなく、選んだ道を正解にしていくこと 」
 
最後にいくつか感想を聞いてみたところ、
 
「人によって、もやもや→行動、というパターンの人もいるけれど、自分はまず何も考えずに行動→理想と現実のギャップでもやもや、ということが多い。行動パターンは人によって違うんだな」
という気付きや、
 
「世間では、成功体験ばかりよく取り上げられるけれど、本当はそれ以上に失敗だってあるはず。もっとそういうのがシェアされてもいいのでは」
というコメントや、
 
「好きなことで一番になれなくて、一度きっぱり諦めようと思った。でもできなかった。関わり続けていたら、今まで見えてこなかった道が見えてきた」
という経験がシェアされて、興味深かったです。話してくれて、どうもありがとう。
 
長岡ゼミは、共通のハッシュタグで考えをツイートする、というのがお決まりのようで、今回のゼミに関する感想も「#melc2015」というタグで共有されています^^その一部を貼り付けておきますね。
 


 
長岡先生からは、「プライベート」と「パブリック」のバランスが大切だね、というコメントをいただいて、そのテーマに関心をもってツイートしてくれたゼミ生の方も多かったです!
 


 
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とっても自由にお話しさせていただいて、長岡先生のコメントやゼミ生の皆さんの素直なリアクションから、いろいろ刺激を受けました。呼んでくださってありがとうございました~!
 

6年ぶりの再会、スペインへ♥世界は広い。でも意外と近い。

 
イギリスでの修士課程を終えて、旅行しながら日本へ向かっています♪
 
わたしは大学4年生の夏休み(2009年)、スターアライアンスの世界一周航空券を利用してバックパッカー旅行をしていたのですが、その時に出会った友人たちと6年ぶりに再会することができました!
 
当時、デンマーク・コペンハーゲンで同じ宿に泊まっていたサニータ(イギリス・ロンドン在住)にはすでに昨年のクリスマス休暇に再会して、今回また2泊させてもらいました。
 
そのあとはロンドンからスペイン・バレンシア空港へ飛び、6年前スイス・ジュネーヴのユースホステルで一緒だったアナ&モニカ(スペイン・カステリョン在住)のもとへ!!
 
▼当時の写真。懐かしい~
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空港まで、仕事を終えたモニカが車で迎えに来てくれました(Easy Jetが2時間半遅延し、到着が夜11時になってしまって申し訳なかった・・・!)。
 
Facebookでずっと連絡は取り合っていたけれど、直接会うのは6年ぶりだったので、本当にドキドキした!空港で「やっと会えたね~~~!!!」と大喜び。
 
モニカの車でアナの自宅へ。実はアナ、わたしは直前に知らされたのだけど、現在妊娠7ヶ月。そんな大変な時に(6年前に一度会ったきりのわたしを)泊めてくれるなんて、本当にいい人・・・。「まだ普通に仕事もしてるし、大丈夫だよ~」と言ってくれました。スコットランド人のパートナー・イアンのことは以前から聞いていたので、だいぶ大きくなってきたお腹を抱えて幸せそうなアナを見て、とてもうれしくなりました。結婚制度のしがらみが嫌だから、籍は特に入れるつもりない、というのが彼女らしいな。
 
アナもモニカも、スペインの公立学校の教師をしていて、6年前に出会った時は中学校で働いていると言っていたけれど、今は成人向けの専門学校が職場だそう。アナはカタルーニャ語、モニカは英語を教えています。
 
「ジュネーヴのユースホステルでMioと出会ったときは、2人ともパートナーと破局したばかりでズタボロだったから、よし旅に出よう!ってことになった時だったんだよ(笑)」と。デンマークで出会ったサニータもちょっとワケあり?だったし、旅に出る理由ってほんと人それぞれなんだな~(当時のわたしは、「学生のうちに世界一周したい!」っていうだけの理由でした・・・)。
 
そう言えば、「あの時、わたしたちの部屋にいびきのひどい女の子いたよね?!」という笑い話に。いた、いた!6年前のことでも意外と覚えているものです(特にどうでもいいことが記憶に残っていたりする笑)。
 
アナもモニカも学校の先生で、まとまった夏期休暇が取れるので、世界中いろんな国を旅しています。そのせいか、2人ともオープンマインドで自立していて。わたしよりもちょうど一回り年上で、頼れるお姉さんです。英語も不自由なく話せるので、一緒にいてとても楽。
 
平日は働いている2人なので、金曜日の夜~日曜日の朝までという短い間しか一緒にいられなかったけれど、貴重な週末全部を使ってペニスコラとバレンシアに連れて行ってくれました!
 
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わたしが初めて海外に行ったのは20歳になったばかりの春でした。英語も大して話せず、日本から出たことがなかった10代の時は「海外」なんてとても遠くて。一度さよならを言ったら、もう本当に会えない気がしたから、すごく悲しかった。
 
でも、27歳になった今、「じゃあまた、世界のどこかで会おうね!」と前向きな気持ちでお別れのハグができるようになりました。「世界は広いけど、意外と近い」という実感を持てる時代、環境に生きていることが本当に幸せだな、とあらためて。
 
まだまだ他にも、会いに行きたい友人が世界中にいるし、逆に彼らが日本にいるわたしを訪ねてくるときには温かく迎えられるような環境を整えておきたいなぁ。だって、アナの家がすごく素敵で居心地良くて!出産後、子ども部屋として使う予定の部屋が一つ空いていたので、そこを3日間のびのび使わせてくれました。「Mio、タイミング良かったね~!」って(笑)。
 
さて、今日はカステリョンからバルセロナに電車(Euromed、電源もあって快適だった!)で移動し、ユースホステルに3泊します。今回は、どんなルームメイトに出会えるかな?引き続き、日本に戻るまでの旅を楽しみます!
 
帰国まであとちょうど一週間です(待ち遠しいような、まだ帰りたくないような・・・)
 

さよならヨーク!帰国までの寄り道ルート☆

 
修士論文を提出し終えたあとは、この1年間でお世話になった方々にお礼を言うため、毎日あちこち訪ねてまわっていました!
(むしろ、それをするために早めに論文を出そう!と決めていました)
 
▼昨年の夏に受けていた、プリセッショナルコースのチューター、エリー。
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▼ヨークに来て以来ずーっとお世話になっていた、グローバル教育の大先輩・マーゴ。
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▼修士課程、特に修士論文執筆の面倒を見てくださった、指導教官のクリス。
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▼シティズンシップ教育の教授、イアン。彼のもとで研究がしたくて、わたしはヨークを選びました!
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▼昨年夏、わたしが大泣きして困らせた(参考記事)ジャッキー。成長した姿を見せられたかな?^^
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▼5ヶ月間、インターンでお世話になったグローバル教育センターのロジーナとJZ。
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▼そしてヨーク最終日のディナーは、一番の仲良しDream Team(自称)のメンバーと。
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左からジュリアナ(@ブラジル)、マリナ(@モンテネグロ)、わたし、フェデリカ(@イタリア)。
この3人に出会ってから、わたしの生活は楽しいものに変わりました!本当に感謝しています。
別れが辛すぎて、帰りのバスでみんなで泣いたけれど、2018年にロシア・サンペクトブルグで会おうっていうことで一応落ち着きました(笑)その前に、来年の卒業式で帰って来られたらいいな!
 
ほかにも、たーーーーくさんお世話になった方々がいて、出国前に全員に会えなかったり写真を撮れなかったりで残念なのですが、「どうしても直接会ってお礼が言いたい!!」と思っていた方々にはお会いすることができたので、悔いなしです。
 
いつも当然のようにしていたお別れのハグ、これで本当に最後かと思うといろんな想いがこみあげてきて毎回泣きそうに。でも、きっとまた近い将来会えると信じています!(;_;)
 
**********
 
さて、いよいよ9月2日にヨークを出るのですが、
まっすぐ日本には帰りません!
 
▼おそらくパソコンじゃないと表示できないけど、マイマップ作ってみた♥

 
9月2日~4日:ロンドン在住の友人宅(クリスマス休暇中も泊めてもらいました!)で2泊3日。中学・高校時代の友人と、前職の後輩にも会う予定♪
 
9月4日~7日:スペイン・カステリョン在住の友人宅で3泊4日。6年前、世界一周していたときにスイスで出会った友達2人と再会するんです!!楽しみ!!
 
9月7日~10日:スペイン・バルセロナに1人で3泊4日。ユースホステルに泊まるの6年ぶりだ~。ガウディ建築やフラメンコ鑑賞を楽しむ予定です。
 
9月11日~13日:カタール・ドーハ在住の友人宅で2泊3日。大学時代の友だち(日本人)が現地で働いているのです。前回いつ会ったかお互い思い出せないぐらい久しぶりだからうれしい♥
 
9月14日:成田空港着。2週間後には日本にいるなんて、まだ実感わかない・・・
 
と、こんな感じです♪第二の故郷(と、すでに思っている笑)ヨークを離れるのは寂しくて、街を歩くだけでセンチメンタルな気分になってしまう今日この頃ですが、日本に帰るまでの旅行で友人たちと再会できるのはかなりワクワク。
 
最後まで安全第一で楽しみたいと思います~!
 

「戦後70年」ポリタスの特集記事/「対話の場づくり」の必要性

 
津田大介さんが編集長を務めるウェブメディア「ポリタス」が、特集「戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ」を展開しています。下の写真は、特集ページのスクリーンショット。

 
その特集のコンセプトは、「今年の8月15日に国民と世界に向けてスピーチをするとしたら、あなたはどんなスピーチをしますか?」というもの。「いまこの戦後70年という節目の夏に、多様な文化・歴史的素養を持つそれぞれの論者による未来志向のスピーチを集め、それを一覧して読者に提示したい」(抜粋:ポリタス特集「戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ」を開始します)という言葉のとおり、同じテーマに対して様々な視点で書かれた寄稿記事が淡々とアップされていて、どれも分量的にも読みやすく、いろんなことを考えさせられます。
 
その中から、いくつか印象に残った部分を(自分があとで読み返すためにも)抜粋してまとめてみます。
 

昨日まで私は日本国の首相でしたが、今日はもう首相ではありません。と言っても辞任したわけではなくて、暗殺されたんです。で、今日は首相ではなく死人として、もとい詩人として、じゃなかった私人として一言申し上げます。

▲元記事:死して首相は愚痴を残す(谷川俊太郎)
 
※ これは印象に残った箇所というか、書き出しの部分なのですが。詩人の谷川俊太郎さん、さらっとした文体だけど、想像力がかき立てられる(ツイッターでも、いろんな解釈が飛び交ってしました)さすがのスピーチです。
 

こうした世論の力を有効に使って核保有国を動かすための大切な柱は、「法の支配」「話し合いによる問題解決」、そして「科学の力」です。昨年から今年にかけて起きた世界の重要な動きはこの線に沿っています。(中略)残念ながら日本政府は、こうした世界の動きを感知できず、アメリカの顔色だけを窺っています。(中略)現在の日本の状況は、周回遅れという点では大日本帝国の二の舞としか思えません。

▲元記事:未来を先取りして今を変えよう――被爆70周年に考える(秋葉忠利)
 

君たちには、考える頭があります。その考えを伝える言葉があります。だから、いま目の前にあるぶつかり合いを、暴力ではなく、話し合いによって解決することができるのです。場合によっては、2人の思いが完全に満たされる解決策は見つからないかもしれません。きっと、そういう場面のほうが多いことでしょう。ならば、おたがいが少しずつ我慢したり、譲り合ったりするしかない。それぞれ、何を我慢できるのか、どこまで譲れるのか。それをとことん話し合ってほしいのです。

▲元記事:息子たちへ(乙武洋匡)
 

私は日本に生まれ、フランスの学校で育ち、アメリカの大学に学び、いままた日本で仕事をしながら生活しています。私は日本という国を愛していますが、それは国家を愛するということとは意味が違います。(中略)私にとって国とは、その場所に住んでいてその顔を思い浮かべることのできる個々の友人や家族に加え、そこに根付く文化の総体を意味しています。そして、文化とは互いに融け合うものです。

他者を否定して内に閉じこもるのではなく、逆に肯定して自らのうちにしなやかに取り込むこと。業と見なすか、したたかさと見るかはさておき、この他者との差異を尊重し、敬意と謙譲を必然的に育む文化的な技術において世界に類を見ない歴史を持つことこそが、日本という「国」の構造的な美しさであり、偉大さなのではないでしょうか。

▲元記事:豊かで複雑で美しい「生命」のような国へ(ドミニク・チェン)
 

わたしは、それぞれの幸福を見つける力、そのイメージを自分の言葉で語る力、自分とは違う幸福の形を認める力を次の世代にあげたいし、自ら行使します。自分と違う生き方をする人間に、心配の衣を着せた呪いをかけるようなことがありふれ過ぎています。人並みはずれた才能か情熱を持った人間しかその呪いを覆せない世界なんて、絶対に間違っています。

▲元記事:この国を、複雑な幸福を守れる国にしたい(メレ山メレ子)
 

私たちが考えることをやめて、全てを権力に任せてしまったときに、静かに戦争が始まります。立派な意見が言えなくて、自分に自信が持てないかもしれません。それでも、自分の中にある「違和感」を無視せずに「私はこれはおかしいと思う」「私はこんな社会はいやだ」と、小さくてもそうやって声を上げること。これはとても大切なことです。(中略)マイノリティが生きやすい社会は、マジョリティも生きやすい社会です。

▲元記事:声を上げ続ける――レズビアンである私の視点(東小雪)
 

「戦後70年」という言葉のなかには、唯一日本人こそが歴史の主人公であるという傲慢さが無意識的に隠されています。それは周辺地域の困難な歴史を見えなくさせ、その言説化への抑圧に加担してしまうのです。こうした一元的な時間認識を相対化し、さまざまな戦後を思考することから、日本人は新しく歴史を認識しなければなりません。ひょっとしたら「戦後」なるものが存在しているのは日本だけかもしれないのです。韓国でも、パレスチナでも、チベットでも、存在しているのはただ「戦争中」だけかもしれないのですから。

▲元記事:「戦後70年」というものはない(四方田犬彦)
 

(植民地支配や侵略など)その責任の多くは「国」、つまり政府と軍部にあります。けれども、多くの国民が、その誤った国策を支持したり、協力したことから目を背けるわけにはいきません。そのような国民意識を育んだのは、教育とジャーナリズムだったと思います。
当時とは異なり、今は国民が主権者です。政府に国策を誤らせない責務が、国民にあります。教育やジャーナリズムの責務は、かつてより増していると言えるでしょう。

▲元記事:過ちを繰り返さないための、わたしたちの責務(江川紹子)
 
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などなど。どの意見が正しい、間違っている、ということではなく、様々な立場の人の意見を寄稿記事という形で読めるので、「こういう考え方はしたことなかったな」とか、「恥ずかしながらこれは知らなかったな」など、あれこれ考えを巡らせながら一つひとつの記事を読んでいます。これからも増えるのかな。
 
わたしはいま、イギリスにいて、日本のニュースをインターネット(新聞、ウェブメディア、SNSなど)を通じて追っているわけですが、特に安保関連法案に関する動きなどを見ていてここ最近感じるのは、「完全には理解できていない。でも、何か違和感を感じる。このままじゃいけないと思うけれど、具体的にどう行動していいかまではわからない」という人たちが多いんじゃないかということ。そういう状態でも、「確固たる自信がなくても、対話を通じて自分たちなりの答えを探れるような場所」が必要なんじゃないかということです。
 
たとえば連日話題になっている、安保関連法案反対デモ。わたし個人的には、デモは民主主義社会において、とても重要な市民行動だと思っています(やり方の良し悪しはあるかもしれませんが)。ただ、SNSのタイムラインを見たりしていると、実際にデモに参加している人、または支持している人の発言が、先ほど書いたような「何かしなきゃとは思うけれど、その”何か”がわからない」という人たちを、かえって萎縮させてしまっている(温度差を広げてしまっている)のではないか、という印象を抱くことがあるのです。興味、関心、違和感⇒デモなどの政治的行動、とすぐに移行できる人はそんなに多くないと思うし、その間をつなぐ「安心して不安や問題意識を共有し合える対話の場」が(安保関連法案だけに限らず)今の日本には圧倒的に足りないような気がしています。
 
そんな個人的な気持ちもあって、今回のポリタスの特集のように、様々な視点から一つのテーマを考えるきっかけになるような取り組みが、何かいいな、と思ったのでした。もし興味が湧いたら、読んでみてください。