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泣き虫なわたしを、ジャッキーがパブで元気づけてくれた話。

前回の記事を読んだ友人たちから、Facebookでたくさん共感&励ましのコメントをもらいました、ありがとうございます!泣き虫ですが、頑張ります!(涙)
 
さて、そこで登場したCELTスタッフのジャッキーがディナーに誘ってくれたので(!)、お言葉に甘えてご一緒させてもらいました。そして、ジャッキーの旦那さま・クリスにご馳走になりました(ちゃっかり)。
 
↓ジャッキーのオフィスから、Heslington Villegeへ向かう途中。キャンパスの中に、こんな場所があったなんて!広すぎて、まだ全貌を知れていません。ここの池には、ブラックスワンがいるんです!ジャッキーは、冬になると時々エサをやりに来るそうです。
 
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(昨日までとは打って変わってどんよりした空・・・)
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そして向かったのは、THE DERAMORE ARMSというブリティッシュパブ。先にクリスが待っていました!
「先週、CELTのチューター(講師)全員で仕事終わりにここで飲んだのよ」とジャッキー。地元では有名なパブだそう。
そういえばわたし、イギリスに来てからお酒飲んでなかったな~。
 
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メニューからどれを選ぼうか散々迷った挙句、イギリスでは初めてのパブだったので定番のフィッシュ&チップスを注文。
出てきてビックリ!魚が大きい!!
 
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これにレモンを絞って、タルタルソースにつけていただきました。意外と?おいしかったです♪(ジャッキー曰く、海沿いの地域の方が更においしいらしい)。
でも、魚だけでなくチップス(フライドポテト)もたっぷりだったので、食べきれないぐらいでした。。
 
さて、今回ジャッキーがディナーに誘ってくれた理由のひとつは、わたしが「英語でコミュニケーションを取る機会を増やしたい」と話したこと。わたしの家族、日本での生活、仕事、過去の海外経験などなど、一つひとつ質問を投げかけてくれ、説明がまどろっこしくなりそうな時には、会話の途中で「つまり、こういうことよね」とまとめてくれたり。この辺りは、さすがCELT(英語指導センター)のスタッフだなぁと思いました。逆に、曖昧な表現を使うと「それはどういう意味で?」とすかさず聞いてくるのでw、気は抜けないのですが。クリスもちょこちょこ助け舟を出してくれて本当に優しい・・・。
 
イギリスに来る前は赤十字で働いていたと話したところ、「うちのスタッフでイギリス赤十字社のボランティアをしている人がいるから、彼女が休暇から戻ってきたらチャリティショップに連れて行ってもらうといいよ」と。やったー!
 
また、ジャッキー自身のこともいろいろ話してくれました。彼女もわたしと同じ「留学生」としてフランスの大学で学んだ経験があるのだそう。
 
「キャンパスで飛び交う会話はフランス語、図書館にあるどの本を開いてもフランス語。伝えたいことは相手に伝わらないし、誤解なんてしょっちゅう。最初はすごく苦労したから、昨日のあなたの状況はとても良く理解できるのよ」
 
「でも必死で食らいついて、全てのクラスでトップの成績を取ったの。やるしかない状況に追い込まれれば人間やれるものだ」と。
 
しかもジャッキー、英文学と美術史のダブルメジャー(同時に二つの異なる専攻で学位を取得すること)だったらしい!大変だっただろうな・・・。今のわたしとは比べものにならない。うわー。
 
そして話題は、わたしが受けているPre-sessional(アカデミック英語)コースのことに。
一応、“Higher Level”であるはずなのですが、クラスの中でのスキルの差が大きいのです。中国人学生の子たち(12人中10人という割合。残りの2人は、トルコ出身の女の子とわたし)がチューターから出された指示を理解できず、そのフォローに時間を取られて最後までディスカッションできないことも・・・。果たして、8週間も早く渡英してこのコースをわざわざ選んで良かったのかな?とふと思ってしまうこともあります(もちろん、彼女たちとは良い友達なのですが)。
 
するとジャッキー、“I want to hit the ground running!”という言葉を常に自分に言い聞かせなさいと教えてくれました。
“hit the ground running”というイディオムをわたしは知らなかったのですが、「物事をスムーズに始める、初めから全力で取り掛かる」という意味です。
 
「乗っていたバスから降りて、バスが走り出したら同じスピードで自分もすぐ走り出すイメージよ。周りが中国人学生ばかりだと思うように勉強できないこともあるかもしれないけれど、他の修士課程の学生よりも8週間早く生活を始めていることで、アドバンテージはたくさんあるはず。
 
キャンパスの中の配置をすでに把握していたり、図書館やコンピューター室の使い方をすでに知っていたり、セミナー形式(少人数ゼミ)の授業に慣れておくことができたり。わからないことだらけで修士課程に入って、もたもたするよりもよっぽどいいでしょう。
 
だから今の時期は、“hit the ground running”に向けた準備期間だと思って頑張ること。あなたはこのコースの試験に合格する必要がないぶん(※)、スムーズに修士課程を始められるよう、自分自身の学びに集中しなさい」
 
※修士課程に入るための無条件合格(Unconditional Offer)を持っていない学生は、Pre-sessionalコースの途中で出される課題や試験で良い成績を取らないと、修士課程に入れないのです。わたしはその必要がないという意味です。
 
ジャッキーからのアドバイスを聞いて、「今のコースに入ったから何かが得られる、と期待するのではなく、自分からあらゆるチャンスをつかみに行こう」と心に誓いました。この時も言っていましたが、自分が置かれている環境を目一杯生かす方法を見つけるしかないのだと。
 
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左奥の女性がジャッキー、手前の男性がクリス。とても仲良しな夫婦!

 
 
これから先のキャンパスライフをわたしが有意義に過ごせるよう、ジャッキーは貴重なプライベートの時間を割いて励ましてくれました。
昨日、あんなに怯えていたのが申し訳ないぐらい、本当に心の温かい人。わたしの第一印象は最悪だったに違いないけれど(笑)、このタイミングで出会えて良かった。
 
彼女から掛けてもらった言葉は、「きっと大丈夫、どうにかうまくやれる」とわたしの気持ちを前向きにしました。Pre-sessionalコースも修士課程も精一杯勉強して、ちゃんと結果を残すことで恩返ししたい!さぁ明日からも頑張ろう!
 

渡英6日目にして、ちっぽけなことで泣いた日。

タイトルのままなんですけど、
イギリスに来て、はじめて泣きました(※まだ6日目です/笑)。
 
わたしの状況として、学部時代に某機構から借りていた奨学金の返済期間を、来年までの留学期間中は猶予してもらう必要があり、その申請に必要な在学証明書を発行してほしい旨、大学にEメールで依頼していました。
しかし、なかなか返信が来なかったため(今の時期はとても忙しいみたいです)、直接オフィスへ質問しに行ったのです。
 
2014年7月~9月はPre-sessional(アカデミック英語)コース、
2014年9月~2015年9月はMA(修士課程)コースに在籍するのですが、
この期間中、まるまる奨学金返済を猶予してもらうためには、両方のコースの内容を含んだ在学証明書が必要。
 
在学証明書を提出することが望ましいけれど、すでに受け取っている入学許可書(オファーレター)でも代用可能、と機構のウェブサイトに書かれていたため、まずは在学証明書のサンプル(奨学金の機構が定めているフォーマット)を持参して発行の可否を聞きに行ったところ・・・
 
わたし「先日メールで依頼した件なのですが、このサンプルの形で証明書を発行してもらうことはできますか?」
 
ジャッキー(スタッフ)「何このフォーマット?大学が定めているカバーレターじゃないと発行できません」
 
わたし「これは〇〇という機構から指定されたフォーマットで・・・」
 
ジャッキー「無理です。しかもまだMAコースは始まっていないから在学証明は出せません。ここのオフィス(CELT=英語指導センター)ではPre-sessionalコースの分なら発行できます。でも、このフォーマットでは無理。バサッ」
 
(なぜか証明書のサンプルをジャッキーに取り上げられてしまった・・・!)
 
わたし「わ、わたしはMAコースの分も併せて証明書が必要なので、それがもらえないということであれば入学許可書で代用しま・・・」
 
ジャッキー「だから、MAコースの証明書はここのオフィスでは出せないし、まだ始まっていないから無理です」
 
わたし「いえ、もう証明書を発行してもらう必要はありません。すでに入学許可書があるのでそちらで・・・」
 
ジャッキー「どういうこと?あなたの言っている意味がわからないんだけど。Pre-sessionalコースの分はここで発行していいのよね?」
 
わたし「混乱させてすみません。申請の方法が2パターンあって・・・」
 
(うわ、ジャッキー怒ってる・・・!説明しようとしてもNO!って被せてくるから伝えられない・・・!ちょっと質問したら帰ろうと思ってたのに、全然伝わらない・・・!)
 
いま話してる英語、めちゃくちゃだと思われているんだろうな・・・と、だんだん自分がみじめになり、泣けてきました。
 
わたし「あの!!すみません!!説明させてもらってもいいですか!!」
 
と涙声で訴え(笑)、あらためて話したところ、
 
ジャッキー「こちらにも誤解があってごめんなさいね。途中から混乱してきちゃって(※これは完全に、わたしが説明の順序を間違えたせいです、ごめんなさい)。でもそんな泣くことじゃないでしょ!ウクライナやガザで起こっていることに比べたら、わたしたちが招いた誤解なんて些細な問題じゃないの。あなたの英語力の問題云々じゃなくて、お互いにうまく伝わらないことなんて良くあることなんだから」
 
(・・・ちっぽけですよね。わかりますわかります。でもあまりに怖い顔で「無理です」と言われ続けるんだもの!)
 
結局、ジャッキーはその場でPre-sessionalコースの在学証明書を作成してくれて、「日本語訳も提出しないといけないんです」と言ったわたしのために、然るべき部署に翻訳文書の添付を依頼してくれました(本当は、そこまでオフィシャルな訳は付けなくて良いのだけれど・・・まぁいいか!)。
 
口調は常に鋭いけれど(これがわたしのやり方だから、と彼女は言っていました)、ジャッキーとても良い人・・・。
 
「新しく入ってきた学生よね?何か他に問題はある?」と聞かれたので、最近感じていたことを正直に話してみました。
 
わたしは修士課程の無条件合格(Unconditional offer)を持っているので、本当はPre-sessionalコースを8週間も受ける必要はなかったのだけれど、少しでも早くヨークでの生活に慣れたくて選んだこと。
 
それにも関わらず、寮もクラスも9割以上が中国から来た学生たちで、彼らはお互いに中国語で話すため、英語でコミュニケーションを取る機会があまりないこと。
 
するとジャッキー、「それは毎年のことなのよね、イギリスに来ているのに。でもわたしたちも『中国人の学生が多いから入学させられません』と言うわけにもいかないからね。『キッチンで中国語を話したらペナルティーを払うこと!』とか提案してみたら?(笑)まぁ、修士課程に入ったら他の国からもたくさん学生が来るし、状況も変わるとは思うけど」
 
そして、「でも、何にせよ今の環境を選んだのなら、その機会を存分に生かすことを考えるべき。たとえば、今の時期は夏休みだから、図書館に行けば他の学生に取られることなく文献が読めるでしょ。あとは、GSA(学生組織)の主催のイベントに参加するとか・・・」
 
と言い、本来なら別のコースの学生を対象としている集まりにわたしが参加できるかどうか、その場でGSA代表の学生にメールを送ってくれました。そのうえ、
 
「明日、Heslington Village(大学の近くにあるコミュニティ)で夫と夕飯を食べるから、あなたも一緒に来たらどう?英語でコミュニケーションを取る機会を増やしたいなら、たまには寮を離れるのも良いかも」
 
とディナーに誘ってくれました!しかも、今度は「誤解がないように」待ち合わせ時間や場所をメモに書いて渡してくれる始末(子どものおつかいみたいだ・・・)。
 
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わたしは、ぐしゅぐしゅと鼻水をかみながら(この時にはすでに、悔しいやらうれしいやらでジャッキーのデスクにあるティッシュをほぼ使い尽くしていました)、何度もお礼を言い、オフィスを後にしました。
 
ちょっと質問してすぐ帰るはずだったのに、結局1時間半も居座ってしまった!
ジャッキーの仕事を増やしてしまって申し訳なかったけれど、わたしのモヤモヤした気持ちはだいぶ晴れました。
 
・もっと要点を押さえて簡潔に伝えること。
(あれもこれもと詰め込まない)
 
・ちっぽけなことでナーバスになりすぎないこと。
(自分のメンタルの弱さ!)
 
・いま自分がいる環境を十分に生かす方法を考えること。
(後悔したらきりがない)
 
たぶん、1年間の留学が終わる頃には、「何であんなことで泣いたんだろう?」という程度の話になっているだろうな(この文章を書きながらすでにそう思っている/笑)。
でも、今日感じたことを忘れないようにしよう!と思いながら、寮までの長い長い道を帰ったのでした。
 
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ヨークで一番大きなスーパー「Morrisons」でお買い物♪

週末は、ヨーク大学の停留所(わたしが住んでいるカレッジからは徒歩10分かかります・・・)から出るバスに約10分乗って、ヨーク最大のスーパーマーケット「Morrisons」へ!
 
バスの運賃は片道だと£1.5、往復チケットだと£2。Uni Cardという学生用のバスカードを買えば、20回分で£15です。
(現在のレートは£1=約¥170。)
 
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↓Morrisons到着!週末ということもあり、多くの人が買い物に訪れています。
 
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↓ショッピングカートを使うには、右側の持ち手の横にある挿入口に£1を入れないといけません。お金かかるのか・・・。(※追記:この£1は単なるデポジットで、カートを元に戻すとコインが返却されることが判明)
 
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↓レジ側から見た店内はこんな感じ。広~いのです!
 
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↓たくさんの種類のハーブが売ってる~♪でもわたしには使いこなせない~♪(笑)
 
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↓いろんな売場で、「イギリス製」「ホームメイド」という文字を見かけました。地産地消ですね。
 
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↓それから、フェアトレード商品も日本に比べて種類が多いです。下の写真のバナナは、フェアトレード(左)は6本で£1.5、普通の(右)は9本で同じ値段でした。
 
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↓牛乳は、日本だと紙パックに入っているのが一般的ですよね。こちらではプラスチックのボトルが主流みたい!写っているのは、中国出身のApril。←4月生まれではないらしい。
 
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↓店内でサラダバー発見!
 
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↓支払いはセルフレジで。商品のバーコードを、下の台にかざして会計します。買い物袋は、お店によっては有料ですが、Morrisonsはタダのようです。
 
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↓セルフレジの会計画面はこんな感じ!内容を確認してOKであれば、クレジットカードで精算。もたもたしていると「ピーッ」と警告音が鳴るので少し恥ずかしい(わたしは大抵鳴らされます・・・)。
 
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★番外編★
 
↓Morrisonsで出会ったおばさま方が、「日用品なら、あっちの方が安いかもしれないよ」と教えてくれた、「Pound Land」(全部の商品が£1のお店)にも行ってみました。ここではお皿や布巾などを購入。
(日本で言うと、100円ショップのような感じですが、その感覚でいると危ないです。だって、£1=170円だもの・・・)
 
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* * * * * * * * * *
 
というわけで、きっとそのうちわたしの「日常」になってしまうであろう普通のスーパーマーケットを、気持ちが新鮮なうちにレポートしてみました♪
 
市街地はとーっても綺麗なので、またあらためてブログに書きたいと思います!
 
↓こんな感じのこじんまりとした街並みです♪ 道行く人も本当に親切で、温かい雰囲気。
 
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【Instageamにも写真を載せています♪】http://instagram.com/mio125saito
 

正しい道を選ぶのではなく、選んだ道を正解にしていくこと

渡英して、3日が経ちました!

出発ギリギリまで実感がわかなかったし、「あ、わたし本当にイギリス来ちゃったんだなぁ」と今でも他人事のように見ている自分もいたりします。
(でもそのうち、そんな余裕もなくなることでしょう・・・。)

さて今回、4年半ぶりに「学生」という立場に戻ったわけですが、ふと思い出したのが、10代で二度経験した「受験」のこと。いま思えば、あれは「さまざまな条件を比較・検討して、自分の意思で選択・決断をする」という一種のトレーニングだったなぁと。
受験システムの良し悪しの話は横に置いておき、そこから学んだことはいくつかあるのですが、

「正しい道を選ぶのではなく、自分が選んだ道を正解にしていくこと」

この大切さを実感できたことが一番の収穫だったかもしれません。

12歳、中学受験で不合格。

わたしが12歳の時。中学受験をして、第一志望の学校に落ちてしまいました。
当時、まだ小学校6年生。小さかった私には「落とされる」というのはとても辛い経験で、
何もかも取り返しがつかないような罪悪感に囚われながら、別の学校に入学しました。
「第一志望の学校に入れなかったのだから、優等生でいられなければ恥ずかしい」
という気持ちもどこかで持っていたように思います。
とにかく、どこかで穴埋めをしないといけないような気がして、勉強も部活もとことんやりました。

でも結果的に、「第一志望ではなかった」なんてことは忘れるぐらい、
本当に素晴らしい先生、気立てのよい友人たちに囲まれて幸せな6年間を過ごしました。
「私は、この学校に入るべくして入ったんだ」と今では思います。

18歳、大学受験で猛反対される。

18歳。大学受験の時を迎えました。
中学生の時から何となく法学部を目指していて、親からも先生からも国立大学に入ることを期待されていました。
でも、もともと関心があった社会福祉学を学びたいと思い立ち、高校3年生になってから公立大学に志望校を変更。
新設された大学で不確定要素が多かったこと、国立に比べると偏差値も低かったことなどから、先生たちには「あなたにはもっと向いている場所がある」と猛反対されました。
頑固だった私はそれでますます意地になり、そのまま公立大学を受験し、二期生として入学したのです。

高校生だった私は、「大学受験で自分の人生が決まってしまうんじゃないか」と思っていたので、
先生たちの反対を押し切ってまで下した決断が「間違い」だったらどうしよう、と内心すごく怖かった。

そんなことはおくびにも出せず、反発心を持ったまま入学したけれど、
「勉強が好きなあなたなら、いきなり専門を狭めるよりも幅広く学べる選択肢を残した方がいい」
という先生の言葉は頭の中に残っていて・・・。
社会福祉のコースを取るために選んだ大学だったにも関わらず、結局私は2年次のコース選択の際に、社会学分野を選びました。

充実した大学生活を送って、私の決断に反対した先生たちを見返したい。
もともと、そんな反骨精神を持ってスタートした大学生活でしたが、そのお陰もあって「勉強も遊びも全力でやろう」と腹を括ることができ、ユニークな先輩や同級生たちに触発されながら、自分の殻を破ることができた4年間でした。

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photo via styleunveiled.com

26歳、大学院留学を決意。

思えば、10代の頃のわたしは、「正解に近い道を選ぶ」ことが重要だと考えていたのだと思います。
できるだけ、リスクの少ない方を。
できるだけ、周りの期待に添えるように。
できるだけ、無駄のないように。

判断基準は「自分」よりも「他人」であり、決断してからも「これで良かったのか」と悩んでしまうことばかり。
でも、わたしはこの2つの受験の経験から、「最初から正しい選択をしようとして迷うよりも、自分が選んだ道が正解だった、と後から言えるように行動すれば、必ず得られるものがある」ということを学んだのです。

そして迎えたのが、今回の留学にあたっての「大学院受験」。仕事をしながら出願書類を準備したり、英語の試験を受けたりというプロセスで苦労したのはもちろんなのですが、何よりもわたしが悩んだのは、「仕事を辞めてまで、高いコストをかけて留学する意味は果たしてあるのか」ということ。

10代の時と同じく、やはり「より正しい選択肢はどれか」ということに囚われてしまい、自分の頭の中で堂々巡りを続けていた時期もありました。でも、最終的に「海外の大学院で勉強する」という決断を下すに至ったのは、「客観的な『正しさ』なんて、選ぶ時点では誰にもわからない。それならば、自分が惹かれる方向へ素直に従おう」と思ったからです。

「正解」にするのは、自分。

中学受験で、第二志望の学校に進学したとき、
周囲に反対されて内心怯えながら、大学受験の志望校を変えたとき、
大好きだった職場を退職し、大学院へ留学しようと決めたとき。

「この選択は、間違っているかもしれない」という不安が、毎回頭をよぎります。それを払拭するには、「これで良かったんだ」と後から振り返って言えるような選択を、積み重ねていくしかないのだと思います。これからも。

すでに渡英した今でさえ、自分の選択が「正しい」ものであるかどうかは全く分かりません。でも、10代の頃に受験生だった自分と異なるのは、「選択したあとの行動次第で、いくらでも道は拓けるから大丈夫」という漠然とした安心感があること。

選んだからには、「これがわたしにとっての正解」だと胸を張って言いたい。
わたしの挑戦は始まったばかりですが、「やって良かった!」と帰国するときに心の底から思えるような大学院生活を送りたいと思います!

イギリスでの新生活、スタート!

ついに、わたしのイギリス生活がスタートしました!
まだ余裕があるうちに、初日のメモだけまとめておきます(笑)
 
成田空港を出発する時には、急に不安に襲われて、見送りに来てくれたパートナーに泣きついたわたしですが。。(いつも通り)
 
飛行機に乗ってしまえば、あとは運ばれるがまま。
エティハド航空の機内は凍えるほどの寒さで思うように睡眠が取れませんでしたが(Tシャツの上にカーディガンもパーカーもストールも身に付けた上に、機内で配布されたブランケットにくるまれてました、7月なのに!)、
本を読んだりぼーっとしたりLINEの履歴を見ながら感傷に浸ったり(笑)しているうちに、約12時間でアブダビ空港に到着。
 
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乗り継ぎまでの4時間、どうやって過ごそうかなと考えていたら、たまたまシャトルバスの中で出会ったChin Minというマレーシア出身の女の子(オーストラリアの大学で勉強中)が、わたしと同じヨーク大学に2ヶ月間だけ交換留学で行くことが判明!専攻は、化学だそうです。
 
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ふたりで、空港内のマックで時間を潰しました。朝4時だったので、他にほとんど店が開いておらず。
Chin Minは、ヒースロー空港に向かうわたしとは違い、マンチェスター空港行きの飛行機に乗るということだったので(わたしもそうすれば良かったなぁ!)、連絡先を交換して別れました。ヨークでまた会いたいな。
 
アブダビからヒースローまでは7時間半。隣の席にいたパキスタン出身の男の子が、「リクライニングシートが倒れない」ということで他の席に移ったので、今度は2席分使って眠ることができてラッキーでした!でもやっぱり寒かった。。
 
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ヒースロー空港にほぼ定刻に着き、心配していた入国審査もスムーズに終わり、地下鉄でキングスクロス駅まで約1時間。スーツケースが大きいので、乗り降りに苦労したけれど、乗り換えなしなので方向音痴のわたしでも安心。
 
問題はキングスクロス駅からヨークまでの特急電車!出発時刻の15分前にならないと、電車が到着するプラットフォームが電光掲示板に表示されないのです。
重い荷物持って、表示が出た途端ダッシュしなきゃいけないのか!ていうか掲示板の文字が小さっ!遠っ!
 
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と思っていたら、たまたま話しかけたおじさまがGrasgow Central行きの同じ電車に乗るということだったので、プラットフォームまで連れて行ってくれました。ありがたいこと!
 
わたしはあらかじめインターネットで“ANY TIME SINGLE”という、時間指定なしのチケット(でもとりあえずどれかの時間を選ぶ必要があったので、16:30発のもの)を持っていました。プラットフォームに来ていたのは、15:30発の電車。
乗ってもいいのかしら?と不安だったので、予約メールの印刷画面を車内スタッフに見せて聞いたところ、「もう出発しちゃうから乗って!」とのこと。乗降口が高いので、スーツケース持ち上げるの大変。
 
プラットフォームでチケットを発券する時間がなかったので、車内で新しいチケットを購入し、もともと予約していた時間指定のチケットはヨークに着いてからキャンセルするようにと言われました。
(でも結局、ヨークのインフォメーションセンターで聞いてみたところ、ネットで払い戻しの手続きしてね、とのこと。)
 
わたしが新しく購入したチケットは自由席。指定席には、こんな風にカードが立ててあるので(つまり指定席車両があるわけではないみたいです)、それ以外の席を選びます。
 
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スーツケースを置いている棚からなるべく離れたくなかったので、すぐ近くに座り、約2時間の列車の旅。車内は混雑しておらず、ゆったり行けました♬
そして、ヨーク到着!列車から降りる時、たまたま居合わせた男性が荷物をかわりに下ろしてくれました。
 
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駅から一歩出た途端に、「なんて美しい街なの!」とワクワクしました。
今日はすぐタクシーに乗ってしまって写真は撮れなかったので、これから少しずつ。
街をぐるっと城壁が取り囲んでいたり、大聖堂がそびえ立っていたりと、歴史ある雰囲気です。
わたしが最初の2ヶ月間に滞在する、ヨーク大学のHalifax Collegeはこんな感じ。緑豊かでしょう!
 
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学生寮はシャワー・トイレ・キッチンが共用で、部屋はシングル。
そのせいで初日から寂しさに襲われていますが(あと、わかっていたことだけどシャワーが使いづらい)、そのうち慣れますように・・・!
以上、初日リポートでした♪
 
 

パートナーシップに欠かせないのは「プロデュース」の視点

 
先日、GiFT(一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト)のオフィスにお邪魔し、事務局長の辰野まどかさんにグローバル教育のお話を伺ってきました!
 
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「ヨークで地球市民教育を勉強する!」と決めてから、関連する人や団体にコンタクトを取ってきたのですが、GiFTは特に私がビジョンに共感した団体のひとつ。
 
GiFTがほぼ毎月開催している「多様性ダイアローグ」にも参加させていただいたことがあります。
 
今回、お忙しいところ無理を言ってまどかさんにオフィス訪問のお時間をいただき(ありがとうございます!)、地球市民教育を研究するうえでのヒントをたくさんいただきました。
 
そのほかに、GiFTが企業や他団体と協働して事業を進める時に大切にしている視点のお話がとても勉強になったので、メモ的にブログに残しておこうと思います。
 
■一緒に仕事する人を輝かせる「プロデュース」の視点
 
わたしがGiFTに感じている魅力は、一見「グローバル教育」とは関係がなさそうな人や団体とも積極的にコラボしているところ。
たとえば、これまでに大学や文部科学省といった教育関係機関だけでなく、IT、製薬会社などの他分野企業とも協働事業を行っています。
また、最近では渋谷区を舞台に実践女子大学 × GiFTの公開市民講座(3回連続講座)も開催しています。
 
「使っている言語(専門用語など)が違っているだけで、根底では人材育成や教育事業など共感できるものを持っていたりするもの。GiFTとしてのビジョンは持ったうえで、時間をかけてお互いの強みや想いを共有し、相手が求めているものを丁寧に汲み取り、お互いにとってメリットがある形で事業をデザインしている」とまどかさん。
 
また、企業などと協働する際には、「経営者の過去のインタビュー記事を徹底的に読み込み、GiFTと一緒に事業をやれそうなテーマを抽出するそうです。
 
まどかさんにとって「誰と仕事するか?」というのが最も大切なことで、「ただの参加者よりもパートナーとして仕事する方が断然面白い!」ので、それを実現するために「自分たちが魅力的だと感じた人をどの舞台だと生かせるか?」を考える「プロデュース」の視点を常に持っている、というお話が印象的でした。
 
■自分にできることを自然体でやる
 
まどかさんがGiFTをたった一人で立ち上げた時には、「自分が何でも完璧にできないといけない」と思っていたので、事務を手伝ってくれていたメンバーには「取りつく島がない・・・」と言われたほど。
でも徐々に、「自分ができることを自然体でやって、できないところは仲間に助けてもらえばいいんだ」とわかり、肩の力が抜けました。
 
たとえば、まどかさんがGiFTを始める前に在籍していたコーチング会社は「どベンチャー」だったので、ほぼ全ての部署の仕事を経験し、「こうやって企業が成り立つんだ」と体感できたそうですが、唯一、経理担当の部署には回されなかったため、今でも数字に苦手意識があるのだとか。
でも、今ではGiFTには経理のスペシャリストがいるので、まどかさんはその方を信頼して委ねています。
 
(余談ですが、「わたしは赤十字で2年間、会計課で働いていたものの、そんなに数字が得意じゃないんですよね~(笑)」と話したところ、「でも、少し理解があるうえで人に仕事を頼むのと、何もわからないのとでは全然違うから!その経験がきっとどこかで活きるよ~。数字を読めないと、人を巻き込めないから」と。そうであることを願います・・・)
 
■未来よりも、「今」しかない
 
最後に、まどかさんに「今後のGiFTの目標はありますか?」とお聞きしたところ、「特に考えないようにしている」との答えが。
「未来を見すぎると、『もっとすごいところに行かなきゃ』と気が急いてしまい、“今”にいられないことがよくある。『今の連続が未来につながる』と信じて、一つひとつ進んでいきたい」と話してくださり、「焦らず頑張ろう」とわたしも思うことができました。
 
また、「せっかくこれだけリスクを背負って事業をするなら、自分たちを実験台にしてより心地よい働き方、生き方を追求していきたい」と。
これまで様々な場所で多様な働き方をしてきたまどかさんならではの、ワクワクするような言葉でした!
 
他にもいーっぱいお話をお聞きしたのですが、特に残しておきたいと思ったことを書いてみました。
わたしが帰国したら、GiFTと一緒に何かお仕事できるように、(でも「未来」ばかり見すぎないように)頑張ろう!